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剣の丘に花は咲く 
第六章 贖罪の炎赤石
第三話 士郎危機一髪!?
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、興奮したルイズは止まらない。
 ルイズは体重をどんどんかけてくる。ルイズの体重をいくらかけられても、全くビクともしない筈の士郎だが、運悪く? 船が揺れるタイミングとルイズが体重をかけるタイミングが奇跡的に合わさり。
 結果……。

「きゃんっ……?!」
「っ!?」

 ルイズは士郎を押し倒すことに成功? した。士郎を押し倒したルイズは、士郎の腰の上に跨るような形となっている。ルイズは士郎の鍛え抜かれた腹筋の上に手をつきながら顔を上げると、

「……ふ〜ん」
「……なぜ笑う?」

 自分の今の格好に気付き、ルイズはヒクつく顔で見上げてくる士郎を見下ろす。
 嫌な予感が背筋を通り抜け、ルイズを押しのけてでも立ち上がろうとした士郎だが、先を制するようにルイズは動いた。

「ん〜……ふふ」
「っ!? なっ何を考えてる?!」
「何って? ……誰も来ない中庭……身体の下には愛する人……さらに昨日までシロウと喧嘩してて欲求不満気味のわたし……つまり」
「つ、つまり?」
「セ――も、もうっ! 何言わせるのよ馬鹿っ!」
「お前が自分でいっ――むご?!」
「んぅ……ぁ……んむぁ……ちゅ……ぷ……ぅ」

 突然切れたルイズに、士郎が突っ込みを入れようとしたが、ルイズは手馴れた動きで士郎の口を自分の口で塞いだ。押し返そうとする士郎の動きを、ルイズはガチリと士郎の顔を抱きしめることで防ぐ。抗議の声を上げようとする士郎の口を、自分の舌を士郎の中に入れることで妨害する。何とか口からルイズを引き離そうと、士郎の舌が口内に侵入してきたルイズの舌を追い返す。二人の舌が士郎の口内で押し付け合い、絡み合う。士郎は口の中からルイズの舌を追い出そうと、ルイズは押し返されるのを防ぐため士郎の口の中に侵入しようとする。目的が一致しない二人の戦いは激しさを増す。辺りにグチュグチュと粘ついた音が響きだし、二人の合わさった唇の端からは、白く泡立った唾液が垂れ始めた。

「んっふ! ふむっんんっ! すっぅっんぁ」
「すっ、ん、ふ、っ」

 ピタリと二人の口が合わさっているため、呼吸は鼻でするしかない。激しさが増していくのを教えるかのように、二人の鼻息が段々と荒くなっていく。
 酸素が足りないことや、口だけとは言え激しい運動をしているためか、ルイズの身体に汗が浮き出してくる。ルイズは士郎の頭に回していた腕を外すと、士郎の身体に自身の身体を押し付けながら、器用に服を脱ぎ始めた。汗に濡れた服は脱ぎにくいのか、ルイズは半ば破り捨てるように服を脱いだ。
 上は薄い肌着のみになったルイズは、再度士郎の頭に腕を回す。汗で濡れ、身体に張り付いた肌着は、淡く色付き始めたルイズの身体を全く隠していない。獲物を地面に引き倒した肉食獣のように士郎に馬乗りになった状態のルイズは
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