川神院にて・・・
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では辛いぞ。せめて高校だけでも………」
「………中卒でも働ける方法はありますし、アテがあるので」
「そうか。なら、もういいぞい」
「では、失礼します」
そうして、彼はこの川神院から去っていった。
〜鉄心side out〜
〜真紅狼side〜
俺は鉄心さんの孫娘が出てきた時、ポケットにメモが入っていた。
そのメモを見てみると、神からで内容は『自宅と車、そして双銃を送ってある』と書いてあり、メモには家の場所が乗ってる地図があり、さらに追伸で『車は転生した場所の近くに停めてある』と書いてあった。
鉄心さんの孫娘の名は『川神 百代』と言うらしく、初対面なのにいきなり勝負を申し込まれたが、メンドイんで辞退させてもらった。
その後、鉄心さんから「高校に入らないか?」と誘いを受けたが、自分がやりたいモノがあったので断り、川神院を去った。
「……えーっと、車はっと。お、あったあった!」
門を出て、左の方に赤のBMWが停まっていた。
さっそく中に入り、キーを差し込み、クラッチとブレーキを踏みながらギアを二速にして、エンジンをかける。
ブゥオォォォォンン!!!
左側の助手席には俺が頼んだ“双狼銃 オルガロン”が置いてあった。
アクセルを踏み、地図に書いてある場所に向かうとそれなりに豪華そうな二階建ての一軒家だった。
「庭や駐車場が広いな、オイ」
右腰に『白の響狼(ヴァイサー・オルガロン)』を付け、左腰に『黒の響狼(シュバルツェア・オルガロン)』を付けて家の中に入った。
「キッチンやトイレ、バスルームが一階と二階の両方にあるし、家具は一通り揃ってんのかよ。世話よすぎるだろ、ジイサン」
ま、俺には有難いから別にいいんだけどね。
俺はさっそく働きに出た。
それから七年後・・・・・
俺は“揉め事処理屋”として表裏関係なく名を轟かせた。
〜真紅狼side out〜
七年間も時間が経てば、何かしら起きているモンだ。
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