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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第16話『看病と謝罪』
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りにも諄いのでティアの両頬を引っ張った。
カズマ「いい加減にしろっ!俺がいいって言ってんだから、素直に聞いてればいいんだよ!!わかったかっっ!!!」
コクコクと頷く。それを見た俺は「よし」と言い頬から手を放した。
カズマ「……ったく。最初から素直に聞いてればいいんだよ」
ティア「だ、だからって頬を引っ張ることないでしょ!恥ずかしい……」
頬をさすりながら、顔を少し赤く染め(恐らくつねっていたからだろう)て言う。
カズマ「ははは、まあなんだ、これでお相こって事でお互い水に流そう……な」
ティア「うん……ありがとう…」
カズマ「ん?なんか言ったか?」
ティア「ううん、何でもないわよ。あたしは帰るからあんたはしっかり寝ときなさいよ」
カズマ「はいはい。スバル達にもよろしくな」
ティア「ええ。それじゃ」
軽く手を振ってティアは部屋を出て行った。ドアが閉まるのを確認してから、再び倒れるようにベッドに横になって身体の痛みで悶えることになってしまった。
side白凰
白凰「また……あの夢ですか……最近多いですね」
ベッドから身体を起こしバトルスーツに着替え始める。カズマ・キサラギに逢ってからというもの同じ夢を見るようになりました。
よくは覚えていないのですが内容はおそらく同じ物。唯一覚えているのは燃えている建物の中で私の手を引く男の子の存在。そして、その男の子は決まって同じ言葉を私に言う。
白凰「お前は絶対に俺が守るから……か」
ポツリと呟く。その言葉がとても懐かしく感じるのは何故でしょうか。なんかこう、胸の中が暖かくなりとても安心できる。そんな気がします。
原因は全く分かりませんでした。クアットロさんやウーノさんそれにドクターにも話してみて色々検査をしてみましたが不明。
クアットロ『ハクちゃん。起きてる?』
すると、突然クアットロさんから通信が入った。私はいつもと変わらないように装う。
白凰「はい、いま起床しました。これから訓練ですがなにか用ですか?」
クアットロ『前々から言っておいたあなた専用の武器がやっと出来たのよ。だからそれを取りにラボまで来てくれないかしら?』
白凰「わかりました。5分後ぐらい伺います」
クアットロ「それじゃあ、待ってるわ〜」
通信が切れて私は「ふぅ〜」と一息つく。どうしてか、クアットロさんは昔から苦手です…。
白凰「とりあえず、ラボに行って専用武器を受け取りましょう」
ようやく私のISが使える、これでドクターの役に立てるようになります。
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