暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第16話『看病と謝罪』
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カズマ(……なんだ、今のは…)

なのは「………う〜ん……カズマ……くん?」


 なのはさんが目を擦りながら身体を起こす。
寝ぼけているのか焦点が微妙に合っていない。


カズマ「おはようございます。なのはさん」

なのは「うん………おはよう………ってええぇぇ!?」


 どうやら、頭も目が覚めたらしく俺の姿を見て驚きの声を上げた。恐らく、自分の寝顔&寝起きを見られた事に気が付いたんだろう。可愛い反応するなぁこの人は…。


なのは「い、いつ起きたの!?」

カズマ「え〜と……少し前です。それより、なのはさん。ここ病院なんであんまり大きい声は出さない方が……」


 俺の言葉にハッとして両手で自分の口を覆う。


なのは「……ごめんなさい……」


 そのままの状態で謝った。なんだろう、この子どもっぽい反応を見ていると少し意地悪したくなると思うが実際はしない。いや本音を言うとしたいよ、したいけどグッと堪える。それが大人のマナーだからだ。


なのは「そ、それより、身体の方は大丈夫なの?」

カズマ「ええまあ、起き上がれる程度ならなんとか……あはははぁ……いててててっ」


 笑った瞬間身体に痛みが走った。


なのは「ほら、無理しないで横になって」

カズマ「は、はい…」


 なのはさんが俺の身体支えて横に寝かせてくれる。


なのは「それじゃ、はやて部隊長に報告してくるから」

カズマ「はい。あ、なのはさん。行く前に聞きたいんですけど…」

なのは「なに?」

カズマ「俺ってどれくらい寝てたんですか?」

なのは「う〜と、確か三日くらいかな…?」


そう言い残し、なのはさんは病室から出て行った。


カズマ(そんなに、寝てたのか……俺。通りで身体が硬い訳だ…)


―――コンコン

そのすぐ後、ドアが控えめにノックされた。俺が「はい」と言うと少し間を空けてからゆっくりとドアが開いた。


カズマ「……ティア」


 そう、そこに立っていたのはティアだった。ゆっくりとこちらに歩き出し、ベッドの横に立つ。


ティア「ごめんなさい!!!」


 そして、勢いよく俺に向かって頭を下げた。


カズマ「べ…別に気にすんなって。ほら、この通りピンピンしてるし!」


 勢いよく身体を起こしたせいでまた再び痛みが走るが気付かれないように、平然を装う。


ティア「でも、あたしはあんたを―――」

カズマ「だから、気にすんなって言ってるだろ」

ティア「でも―――」

カズマ「だあー!!」


 ――――ムニュッ!!


ティア「ふぇっ!?」


 あま
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