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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第三話  暴動と脱出
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しそれでもあの威力だ。使いこなせる日が楽しみだ。

 辺を見渡すと先程の黒魔導士たちは脱出した後だったのか、この牢屋の残骸の周囲で腰を抜かしていた。ただ一人、リーダー格の男だけは怯えながらも何故か俺を神聖ものでも見るかのように俺に目を向けていた。完全に宗教狂いの目だ。過去に一度似たような目を持つ奴にあったことがある。

「お、おぉ! 素晴らしい! これほどのものとは。やはり貴方様は我等が神のお傍に立てるほどの逸材!」

「た、助けてくれぇ。わ、悪かった! もう拷問したり、人攫いもしない!」

 何やらごちゃごちゃと抜かしてやがるが、こいつらは論点をはき違えてやがる。

「正直、てめぇらが他人に何しようが勝手だがよ。……俺の友、エルザをぶっ殺すって言ったことだけはいただけねぇんだわ。用は俺がムカついたからぶっ飛ばすんだよ。理解したか? 三下ぁああ!」

 俺は勢いよく地面を蹴り、こいつらの顔面を容赦なく本気でぶん殴った。

「ぎゃぁあああ」

「いてぇよ。助けてくれぇ」

「よく言うぜ。てめぇらに助けを求めたやつらが何人いた? それでてめぇは助けたか?でも安心しな殺しはしねぇよ」

 俺は残りわずかのDBPの半分を使いDBを発動させた。

「毒霧のDB、デスポイズン」

 有色の毒霧が辺りを包み込む。本来有色の毒霧は目視出来てしまうため避けられやすいのだが、こいつらは腰を抜かしぶん殴られてるため、避けられないだろう。

「死に至る毒じゃねぇから安心しろ。ただ、てめぇらが今まで与えてきた痛みをこれから先受け続けることになるだろうけどな」


 そして俺はもがき苦しむ魔導士たちを尻目にその場を後にした。目的はもちろんエルザを探し出すこと。



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