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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第一話 現状把握と新たなる出会い
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俺でさえこんな牢屋にぶち込まれ鎖で身動きが取れない状態なら不安に押しつぶされそうになる。最初のDBの闇で包み込まれたときかなりの安堵感があった。こいつとは良い相棒になれそうだ。
その時、コツコツコツと俺の牢屋に近づく足音が聞こえてくる。その足音が俺を閉じ込めている強固な扉の前で止まった。
(……ここの監視員かなにかか? どちらにしろ油断はできない。いざとなれば……)
俺は覚悟を決め、この部屋に来るであろう相手を見るために扉に眼を向けた。ギギィとさび付いた重厚な扉を開ける音がし、そこに現れたのは
「お、女の子?」
少しくすんだ、しかしそれでも十二分に綺麗な緋色の髪が特徴的な女の子だった。
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