六話〜お前の○○をモニュモニュさせろ!〜 3月13日修正
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に解呪しておく。軽めのニコポだとしても塵も積もればなんとやら。何度重ね崖すれば酷いレベルにまで達するだろうさ。
そうなれば、解呪にも時間が掛かるから面倒だ。
まあ、解呪と言っても魔眼を発動した状態で目を合わせたり、先ほど月村にしたように魔力をこっそり流し込めばいいのだ。
俺の洗脳が自身の魔眼で解けるのだ。あいつらのニコポも解呪できるはずだろう。
さて、いっちょ頑張ってみるか。
(っていうわけで、あの転生者達の所為で聖祥が学級崩壊を起こす可能性もあるから挙動不審な子見つけたら教えてくれ)
(ああ。見つけたら連絡する)
(サンキュー東雲)
東雲へと念話を送った後のんびりと家に向かって歩く。
あの後結構頑張って解呪して回った結果、なんと全学年に満遍なくニコポされている女子がいた。
……魔眼が魔力を消費しないから全員解呪出来たが、魔力だけで解呪するなら間違いなく足りなかった。
しかしあいつらのニコポナデポというのは制御は出来ないものなのだろうか。
笑えば自分に好意を寄せる。
撫でれば自分に好意を寄せる。
こんな使いづらいものは無いと思うが。おちおち笑顔でもいられないし、間違って人の頭に触ったりしたのも撫でたという判定になるのならまず、物理的な対人恐怖症になるだろうよ。
それに好意を寄せた女性と言っても皆がみんなキャーキャーとアイドルがやってきたかのような反応ではなく、ストーカー行為や、自分だけを見てくれないから一緒に死んでやる。なんていう人も出てくるだろう。まあ、病んだ人はあまりいないだろうと思いたいけども。
人が死ぬのは後味が悪いしね。まあ、殺す時は殺すが。
「誰か! 助けて! ねえ、誰でもいいから!!」
ふとどこから俺と同じ歳くらいの女の子の声が聞こえた気がした。周りを見回してみるが、誰もこの声に反応する素振りは見せずに、黙々と携帯をいじりながら歩いているスーツを着た男性や、大きな声で楽しそうに話す女子高生。そこらへんにたむろするヤンキーやギャル達。誰もが何も起きなかったことのように自分が今していることに夢中だ。
……気のせいか? いや、俺が聞き間違えるはずがないし……。こっちに来てから衰えたか。
『早く助けて! リニスが消えちゃう!!』
聞こえた。
「……あっちか」
周囲を見回し、今度ははっきりと聞こえた声の方向に向かって歩いて行くと、路地裏の方から声が聞こえてくるらしい。
『ねえ! リニス!? 返事をして!? なんで!? なんでなの……』
少女の声がする方向へと近づくほど切迫した雰囲気の声がより鮮明に聞こえてくる。
あまり他の人に怪しまれない程度に足を速める。
そろそろ路地裏へと入る距離にまで近づき、とうと
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