六話〜お前の○○をモニュモニュさせろ!〜 3月13日修正
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にしていたのだが、それでもルナから見ると子供っぽくないらしい。
全くもって子供っぽく振る舞うってのは難しい。
ふと教室内を見ると人数が半分に達していたため、教室へと入り、全体を眺めることが出来る最後列に座ろうとする……が、既に満席だったため仕方なく後ろから二番目の右端の席に座る。
そして、第二の特徴では名前が挙げられる。
これも言動以上に不確定なものだが、これであからさまな転生者候補はしぼれる。
なぜなら、名前については俺がこの世界に来て発見した金髪と銀髪、その他の転生者の名前を知った時に偶然気づいたため、確定するには材料が少なすぎるからだ。
だが、敢えて言うなら名前に“神”や、嫌に中二臭い単語が入っていれば転生者である可能性が高い。
実際に翠屋のマスター、まあ半年前から仲良くしてる士郎さんとの会話から判明したのだが、金髪オッドアイは佛坂神。銀髪は神白鋼。というように、見事に一致している。
そして、今回はこの二番目が当たったようである。
津神王牙(つがみ おうが)。クラスの名簿表に書かれてあった名前である。
さて、こいつはとち狂った人間なのか、それとも常識溢れる者のように普通に転生生活を謳歌しているのか……どっちだろうな。
「あの……隣良い?」
これから来る転生者についての対策を考えていると、話しかけられた。
紫色の長髪の少女……美少女かね? まあ美少女が何故かおどおどしていた。
「……あぁ、なるほど。どうぞ」
周りを見渡して気づいた。もうこの少女以外は席に荷物を置いているようで、俺の隣以外に席が無かったかららしい。別に何も言わずに座ってくれても問題は全く無いのだが……ああ! 小学校デビューってやつか。
そう思った俺は出来るだけ声色を優しくして返事をした。
ちなみにこの瞬間教室内で一部の魔力、主に津神あたりから急激に上がった。
「ありがとう」
何故かほっとして座るが男慣れしていないのだろうか。
それからすぐに担任の先生が入ってきて、体育館へと連れて行かれる。
そこで、長々と校長の話があった後は再度教室に戻り自己紹介だ。
適当に自己紹介を済ませ、次の人が席を立つ。席がバラバラなのに出席番号順でしているお陰で誰が席を立つのか分からないため、意外と楽しかったりする。
「俺の名前は津神王牙! スポーツは何でも出来るぜ! 女子の皆はよろしくな!」
そう言いながら笑うとクラスの女子皆を見ながらニコリと笑った金髪赤目のまたもや年齢に少々不釣合いなイケメン顔、津神王牙。
見た感じ、強そうなイメージは全くしない。いや、魔力量だけで言うならおよそ俺の二倍くらいあるのだが、これは津神が体に留めようとしていない。要するにただ垂れ流しているだけの魔力だけで俺の二倍はあると分か
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