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蒼き夢の果てに
第2章 真の貴族
第17話 湖畔にて
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そう言う約束を式神達と交わしているから、この部分は間違い有りません。
 つまり、何時でもタバサ自身が気を張っていなければならい事は無くなった、と言う事です。
 父親が暗殺され、母親も毒を盛られた少女が、自らの身を護る為には、常に気を張って生きて来たと思います。

 自らと、正気を失った母親の生命を護る為に。

 もっとも、彼女の式神たちが信用されているので有って、俺が全幅の信頼を得ている訳ではないとは思うのですけどね。
 まったく信用されていない訳ではないとは思いますが、余り、自らの存在を過度に考えるよりは、この程度の認識で居た方が良いでしょう。

 まぁ、と言う訳ですから、タバサに聞かれる心配は現在のトコロは有りません。
 ならば、

「なぁ、ジョルジュさん。ひとつ、質問が有るんやけど、良いかいな」


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