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第二十一話 事情
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この表情で何かを読み取ったのかそれを了承する。
「良いぜ。話位は聞いてやる。ツバサ、教会に戻ってキリトとアスナを呼んで来てくれないか?俺の彼女を連れてすぐに行くからよ?」
「分かったよ!!シュウさん」
ツバサはユイと一緒に居るキリトとアスナを教会まで呼びに行き、シュウはユリエールを連れて教会の応接室まで案内した。
そして応接室にキリト、アスナ、シュウ、サーシャそして目覚めたユイが集まるとユリエールは話を始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ユリエールの話からすると、本来の軍は今のような独裁を行うつもりは全く無かったらしく、武器や食料を均等に分け合いこの町の秩序を守る事を軍を作ったリーダー【シンカー】の理念だったが・・・
「だが・・・軍は巨大になり過ぎた」
キリトの考えにユリエールは頷き、話を続ける。
そして大きくなって行った軍内で内部抗争が目立ってきた中で【キバオウ】と言う男が名乗りを上げていったみたいだった。
(第一層攻略の時の俺とキリトに突っ掛かってきたあのトンガリ頭のあいつか・・・)
シュウはその人物を頭の中に思い浮かべていた。
しかしそのキバオウは
権力
(
ちから
)
を手にしていく程に狩場の独占や徴税と命した恐喝紛いの事すら始めたみたいだった。さらに自分の立場が崩れていく事を恐れたキバオウは最前線に高レベルのプレイヤーを送り込んだみたいだった。
「・・・コーバッツさん」
アスナは思い当たる節があるのか一人で呟いていた。しかしその事を聞いたシュウはそれよりもユリエールに尋ねる。
「おいおい!そんな事やってんのに軍から糾弾しなかったのかよ!?」
「勿論。彼を軍から追放する一歩前まで追い詰める事は出来たのですが、キバオウはシンカーを罠にかけると言う強行策に出たんです・・・シンカーをダンジョンの最深部に置き去りにしたんです」
「「っ!?」」
「転移結晶は!?」
シュウとアスナは驚愕の事実に言葉を失っていた。キリトに至ってはユリエールに尋ねたが彼女は首を横に振る。
シンカーはキバオウの丸腰で話し合おうと言う言葉を信じて、ダンジョンに赴いたみたいだった。シュウはシンカーのお人好しとキバオウの心に溜め息を付くと要点をユリエール尋ねる。
「今回ここに来たってのは、シンカーって奴の救出を手伝って欲しいと言う事なのか?」
「はい。ですが私のレベルではとても最深部に辿り着く事なんか出来ません。ましてやキバオウが睨みを効かせているこんな時に軍の助力を使うわけにも行きません。そんな時に貴方方の話を耳にしたんです」
ユリエールは立ち上がると頭を下げ、三人に要求する。
「お願いします!どうか私と一緒にシンカーの救出を手伝って貰えないでしょうか?無理なお願いと言う
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