戦士達の集結
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い」
彼は同志達の言葉に頷いた。
「それで全てが終わるでしょう。ふふふ」
彼は再び怪しい笑みを発した。それは闇の中に響いていた。
彼等はそのまま闇の中に消えた。そして哄笑だけがそこに響いていた。
ライダー達はこの時静岡を過ぎ愛知に入っていた。
九台のバイクが進む。その先頭には本郷がいる。
その横には一文字がいる。そして彼等に導かれるようにして他のライダー達が続く。
風見と神、アマゾンと城、筑波と沖。結城は最後尾にいた。
豊橋に着いた。彼等はそこで一旦止まった。ドライブインに入った。
「ふう」
バイクから降りヘルメットを外す。そして中に入った。
大きなテーブルに着く。そしてようやく一息ついた。
「どうやら奴等はもう伊勢に入ったようだな」
まずは一文字が口を開いた。
「そうみたいですね。ここか渥美から海で行ったようです」
神が答えた。
「だろうな。一番近いからな」
本郷がそれを聞いて言った。その顔はやはり真剣なものであった。
「じゃあこっちも急がないとな。おやっさん達は今どの辺りだ?」
「静岡を出たところだ。そんなに離れてはいない」
結城が風見の問いに答えた。
「じゃあ問題はありませんね。問題があるとしたら」
沖が言った。
「良の奴だな。何処にいるか、だ」
城がそこで口を入れてきた。皆それに頷いた。
「多分もう津にはいないでしょうね」
筑波が考えながら自分の考えを述べる。
「だろうな。そのまま留まるには危険だ。バダンの奴等と挟み撃ちに遭う可能性があったからな」
「だとすれば何処だ」
ダブルライダーはそう言いながら考え込む。ここでアマゾンが口を開いた。
「これアマゾンの予想」
「おお」
一同は彼に目を向けた。
「良は多分山の方にいる。そういう予感する」
「山か」
彼等はそれを聞き顔を見合わせた。
「だとしたら大体予想はつくな」
「ええ。三重で山と言えば」
西の方しかない。そしておそらく伊勢より北だ。ならば大体彼がいそうな場所が絞れてくる。
地図を取り出した。そしてそれを見ながら色々と話をする。そして遂に結論が出た。
「ここだ」
彼等は一斉にある場所を指差した。
「そこ以外には考えられないな」
「ああ」
皆同じ考えであった。そして彼等は食事を終えた後一斉に席を立った。
「行くか」
「うむ」
「まずは合流だ」
そして彼等は戦場に向かうのであった。爆音が道に轟いた。
その頃伊勢では謎のテロが起こっていた。伊勢のとあるテーマパークが謎の爆発を起こしたのだ。
建物は全壊した。幸い客は全く入っておらず犠牲者は少なかった。だがここで経営している者達の不正や利権が露になり、このことで大量の逮捕者が出た。
「わしは悪
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