暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
嵐の前
[4/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れなら」
 ライダー達は問うた。
「こっちもやってやるんだ。まずは御前達はあえて目立つ様に動き回れ」
「はい」
「そして滝達も一緒だ。関東を中心に動くんだ」
「わかりました」
 滝もそれに頷いた。
「そうすればバダンが動くな。こっちに目がどうしてもいく」
「はい」
「それが狙いだ。奴等が何処から出て来ているのかわかるだろう。そうでなくても戦力がこちらに向く。良達には目がいかない」
「成程」
 ライダー達も滝をそれを聞いて会心の顔で頷いた。
「つまり良の行動の援護ですね」
「そういうことだ」
 立花はニヤリと笑って答えた。
「出来るだけ派手に動けよ。谷さんも協力をお願いしますよ」
「ええ」
 谷はそれを受けてにこやかに笑った。
「やりましょう。これは面白そうだ」
「そうでしょう。バダンの奴等にはショッカーの頃から色々と煮え湯を飲まされているんだ。今度はこっちが飲ましてやる番だ」
「おやっさんも結構根に持つタイプなんですね」
 ここで後ろにいた史郎が言った。
「おう、御前も参加しろよ」
 立花は彼の声を聞き思い出した様に言った。
「えっ、俺もですか!?」
「当たり前だろうが。ここは全員でやるんだ」
「け、けれど俺・・・・・・」
わかってるよ。御前には別の方法でやってもらう」
「別の方法」
「そうだ、通信でやってもらう。純子達と一緒に偽の情報を流しまくるんだ」
「そっちでもやるんですか」
「当たり前だ、やれることは何でもやる」
 立花は強い声でそう答えた。
「そうでなかったらバダンには勝てないからな」
「わかりました」
 とりあえず戦いに駆り出されるわけではないのでホッと胸を撫で下ろした。
「じゃあ早速取り掛かるか。他のメンバーも集めてな」
「はい」
 ライダー達はそれに頷いた。
「いいか、やるからには派手にやるぞ。そしてバダンの目を全部こっちに引き付けるんだ」
「ええ、任せて下さい」
 彼等は不敵に笑って言った。
「絶対にやりますよ。それもおやっさんが言うのよりもずっと派手にね」
「おう、その意気だ。どんどんやれ」
「はい!」
 彼等は力強く答えた。そしてすぐにアミーゴを出てそれぞれのマシンに飛び乗った。

 ライダー達の動きはすぐにバダンにも伝わった。
「何やら活発に動き回っているな」
 暗闇大使は指令室でライダー達の動向を見ながら言った。
「一体何をするつもりなのか」
「我々を探しているのでは?」
 ここで側に控える戦闘員が言った。
「おそらく我々が奇巌山を後にしたのを知っているでしょうし」
「うむ」
 彼はそれを聞いて考える顔をした。
「それは有り得るな」
「そういえばここは何度か戦いの場になっておりますし」
「一度撤収しているからといってマ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ