嵐の前
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?」
「俺ですか」
「ああ。他の皆もだ。御前等はこれについてどう考える」
「そうですね」
ライダー達は立花の言葉を受けて考え込んだ。
「わしは正直奇巌山に基地をまだ置いていること事態に驚いた。一度日本から撤退していたからな」
「ええ。多分俺達が世界に散ったバダンの相手をしているうちに戻って来たのでしょう」
城がそれに答えた。
「しかしその基地も放棄した」
神がそれを受けて言った。
「ということは別に基地を置いているということですね」
沖も考えながらそれを受けて言った。
「だとしたら何処にその基地があるかだ。その場所によって奴等の次の作戦が大体わかる」
風見は席から立ち上がった。そして歩き回りながらそう言った。
「まずは今奴等が持っている戦力だが」
本郷がここで他のライダーと立花に対して話した。
「大幹部も改造魔人も皆倒れた。怪人達も俺達によって相当数が失われている」
「ということは今バダンには戦力はあまり残ってはいない」
筑波が言った。
「それはどうかな。その割には奴等には余裕がある。おそらくまだ切り札があるんだろう」
だがここで一文字がそれを否定した。
「だが問題はその切り札が何かだ」
立花が言った。
「今奴等が持っているのは」
「あの改造人間と時空破断システムですね」
結城がそれに答えた。
「ああ。今のところわかっているのはその二つだ」
「しかしそれだけじゃない」
ここでアマゾンが言った。
「アマゾンわかる。バダン絶対に他にも何か持っている」
「だろうな。アマゾンの言う通りだ」
立花がそれを受けた。
「とりあえず今それを良と役君が調べに行っているけれどな」
「あ、そういえば」
彼等はここでようやく村雨がいないことに気付いた。
「あの二人がですか」
「ああ」
立花はライダー達に頷いた。
「あの二人ならやってくれるだろう。ここは任せてみることにした」
「そうですか」
「それで御前達だが」
ここで滝が入って来た。
「おっ、皆揃っているな」
彼はライダー達の顔を見てその顔を綻ばせた。
「おお、いいところに来た」
立花は彼に対して言った。
「滝御前に頼みたいことがあるんだ」
「何ですか?」
「これから暫くこいつ等のアシストに回ってくれないか」
ライダー達を親指で指し示しながら言う。
「ライダー達のですか」
「ああ。他にもチョロやモグラ、竜君にも頼みたいんだが」
「一体何をするつもりですか?」
「陽動だ」
立花はここで不敵に笑った。
「陽動」
「そうだ、陽動だ」
「おやっさん」
ここでライダー達も話に加わった。
「また何か企んでいますね」
「当たり前だ、奴等はそうしたことが何よりも得意だ。それならな」
「そ
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