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スーパーヒーロー戦記
第35話 張り巡らされた罠
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のはを片手で抱えたフェイトの姿であった。
 フェイトがヤプールの目の前に舞い降り、そして無造作になのはを床に落とす。なのはの体は既に全身傷だらけとなり意識は無いに等しかった。

【ククク……コレデ良イ。コレデ、私ハ最強ノ存在ニナレル! 光ト闇ガマザリアイ、宇宙最強ノ存在トナルノダ!】

 ヤプールの邪悪に満ちた笑い声が動力炉の中で空しく響き渡った。それは、人類の破滅を予兆する笑い声にも何処か聞こえてくるようであった。




     つづく
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