スーパーロボット大戦OGs
0080話
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という事なら戦闘には参加しないで指揮に専念した方がマシだろう」
こういう時は、スキルの指揮を習得しておけば良かったとつくづく思う。
それでも自分が生き残る為のスキルを重要視する方針を変えようとは思わないが。
「そうなると、やはりここはW16だな。折角アクセルという戦力があるんだ。ここで使わないというのは勿体なさ過ぎる」
「そうね。あの子にはW17の様子を探らせたいと思っていたし、丁度いいかもしれないわ」
「W17を?」
「ええ。W16が以前ディスクを届けたんだけど……音沙汰無し、なのよね。もしかしたらW17に何かトラブルが起きてるかも。念の為、予備の通信装置を持って行かせるつもりよ」
ラミアは言語系統に関するトラブルも起きているのだが、それを知る術はない。俺は原作知識故に知ってるが、まさかここでそれを言う訳にもいかないしな。
それに、そのトラブルがあったからこそ、ラミアは完全な自我を獲得したのかもしれない。
結局俺の提案通り指揮はW16に。俺はヴァイサーガの慣らしを兼ねて好きに動く事が決定された。
そうして、細かい打ち合わせをしていると、量産型Wがこちらへと近づいて来る。
「ヴィンデル様、アギラ・セトメからの連絡で1人こちらからも戦力を出す、と」
その言葉を意外そうに聞きながらも、頷くヴィンデル。
「了解したと伝えろ」
「はい」
短く返事をして戻っていく量産型Wの後ろ姿を眺めつつ、レモンが口を開く。
「予想外の戦力だけど何が狙いだと思う?」
「さて。狙いはともかく、戦力になってくれるのなら文句は言えんさ」
「……ブーステッド・チルドレン、だな」
俺のその言葉に2人が眉を顰める。
「何故ここでブーステッド・チルドレンが出てくる?」
ヴィンデルの質問に苦笑を浮かべてレモンの方を見る。
「ビルトファルケンを鹵獲した時の話を聞いてるか?」
「いいえ、特に何も」
「俺が撤退支援をしたあの作戦でスクールのメンバーが1人行方不明になって、その相棒が錯乱してたという話はしたな? その時にちらっと聞いたんだが、鹵獲したビルトファルケンに乗っていたのは元スクールのメンバーで、廃棄措置を取られたパイロットらしい。恐らくその事を知ったアギラが自分の好奇心を満たす為にオウカとかいうパイロットを仕向けたんだろうさ」
「なるほど、ね。アギラのやりそうな事ね」
「どのみちこちらの戦力になるというのは間違いあるまい。どんな戦力でも戦力は戦力。ここで下手に断れば怪しんでくれと言ってるようなもの。ここは受け入れるべきだ」
ヴィンデルの言葉に、不承不承頷く。
「俺の機体はヴァイサーガで行くとして、戦場までの移動手段は? まさか虎の子のギャンランドを使う訳
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