第1章 ニルヴァーナ編
ニルヴァーナ、復活
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よう?」
ん、何かウェンディが困っているなぁ。
「どうした、ウェンディ?」
「それが、解毒の魔法をかけたはずなのにナツさんが・・・」
たしかに苦しそうな顔をしていた。
「ナツは乗り物に弱いんだよ。」
「乗り物酔いですか・・・。」
「情けないわね。」
「乗り物酔い?・・・だったら、バランス感覚を養う魔法が効くかも、トロイア。」
「・・・おお!?」
ナツさんの調子が良くなっていった。
「おおおおっ!!!!平気だっ、平気だぞっ!!!!」
「よかったです、効き目が合って。」
「すげーなウェンディ!!その魔法教えてくれ!!!」
「ナツさん、それは天空魔法なので無理です。」
俺はそう言ってると、グレイさんが話をした。
「なあ、本当にここが制御塔なのか? そもそも、情報は正しいのか?」
「うむ、リチャード殿が嘘をつくとも思えん。」
「ちょっと、止めるとか制御とか言う前に
もっと不自然なことに誰も気づかない訳!?」
「どういう事?」
シャルルの言葉に疑問に思うミント。
「・・・操縦席はない。
さらに、ブレインは倒せたのに、ニルヴァーナは動き続けている・・だろ?」
「おいちょっと待て、まさかニルヴァーナは自動で動いてるってのか!?
すでにニルヴァーナの発射までセットされて・・・。」
「最悪の場合、そうなります。」
マスターからは出現やどういう魔法の事しか聞いていないからな。
「・・・私達の・・・ギルドが・・・。」
「泣くなよ、ウェンディ。必ず止めてやる・・・!」
「お兄ちゃん・・・。」
絶対に止めないと・・・絶対に・・・!
魔導士ギルド 化猫の宿にて・・・
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ!」
夜の中を走る人影があった。
「みんな大変だー! ニルヴァーナがここに向かってる!」
そして、その言葉にただでさえ落ち着きのなかった全員が唖然とした。
奇妙な衣装に身を包んだ者たち、クライスたちのギルドケットシェルター≠フメンバーだ。
連合軍にウェンディを含めた四人が参加しているためただでさえ気が気でなかったところにそんな話が飛び込んできたのだ、騒然となるのは当たり前だろう。
「何!?」
「連合軍の作戦が失敗したのか!?」
「バカ言うなよ、あのエルザやジュラだけじゃなくコージまでいたんだぞ!?
失敗するはずがない!」
「でも、ニルヴァーナはここに向かってる
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