フェアリー・ダンス編
世界樹攻略編
総力結集――神に挑む戦士達
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つまりフルスペックカーディナルそのままを使用している。
UISSがALOに《両刀》を作ったとしても何ら不思議でもない。
「「おおおおおおおおっ!!」」
ガーディアンの防衛線を破り、円形のゲートに到達する。
だが、ゲートは開かない。
「……開かない……!?」
キリトがゲートに体当たりするが傷1つ付かない。
「ユイ――どういうことだ!?」
胸ポケットから出てきた小妖精は俺に一瞬笑顔を向けると、扉をひと撫でした。
「パパ、にぃ。この扉は、クエストフラグによってロックされているのではありません!単なる、システム管理者権限によるものです」
「「な……」」
つまり、プレイヤーには絶対に開けられない。
「あんのクソ野郎……」
即座にナーヴギアに仕込んだあるものを起動さようと考えるが、それは杞憂に終わった。
「ユイ――これを使え!」
キリトが取り出したのはコンソールにアクセスするためのカード。
(……なるほど、上手くやったな、笠原)
「コードを転写します!パパ、にぃ、掴まって!!」
ユイの小さな手を握った途端、体がデータの奔流になってゲートの中に入った。
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「ふう……」
意識の空白は一瞬。だが、現れたその場所には強烈な違和感を感じた。
「大丈夫ですか、パパ、にぃ?」
「ああ」
ユイはピクシーではなく、元の10歳程の姿に戻っていた。
「久しぶりだな、ユイ」
「……はい。会いたかったです、にぃ」
一緒に居たのはほんの数10時間だけ、だが『会いたかった』と言われると、ずっと自分もそう思っていたように感じた。
「ユイ、ここは世界樹の中なのか?」
「……判りません、ナビゲート用のマップ情報がこの場所には無いようです」
ユイも困惑しているようだ。
「アスナの居る場所は判るか?」
キリトが聞くと、ユイは一瞬目を閉じ、すぐに大きく頷いた。
「はい、かなり近いです。上の方……こっちです」
ユイに付いていくと、そこにはよく見慣れたものがあった。
「おいおい……」
どうやらアルフは科学が発展していて、エレベーターまであるらしい……ってんなわけあるか!!
おちょくってんのか!とキレそうになるが、キリトが躊躇なくボタンを押すので苦笑する。
乗り込んで、ドアが閉まったあとに上昇感覚までもあったことに呆れ果てな
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