暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
フェアリー・ダンス編
世界樹攻略編
総力結集――神に挑む戦士達
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ンを次々と斬り倒す。


「レイ、遅えよ!!」

「悪い悪い。……っと!」


下と上から挟み撃ちにしてきたガーディアンを返り討ちにし、2人でさらに上昇していく。


「おおおおおおおっ!!」

「はああああああっ!!」


無限に湧き出るガーディアンを今までの倍のスピードで斬り伏せ、上へ上へ昇っていく。


「キリト君!!」


セラと一緒に居たシルフの女剣士が自分の刀をキリトに投げる。

それを見た俺はムラサメをセラに向かって落とした。


「使え、セラ!!今のお前なら出来る」


沙良は二刀流に忌避感を持っていて、当主継承権を持つ者の中で唯一、『二天一流』を修得していない。上手く2本の刀を扱うことが出来ないのだ。だが、


「…………っ!!」


ガーディアンの剣を左の刀で弾き、返す刃と右のムラサメで敵を切り裂く。後ろから忍び寄ったガーディアンを回転しながら斬りつけてその後方へ抜ける。

二刀流に苦手意識を持っていた彼女の影は何処にも見受けられない。


(……おめでとう。沙良)


妹の成長を嬉しく思いながら、自分も2本目の刀を抜き放つ。


「行けるか?キリト」

「当然だ!!」


今なら出来ると確信した。



右に紅蓮、左に白蓮。

2つの刀が互いを求めるようにそれぞれの光を、強く、明るく、眩く。




これを使うときは誰かと共に戦うことを許されない。




ただ1人で嵐のように剣を振るう。だが、今ばかりはそれに逆らおう。


キリトのために、アスナのために、俺達をここまで助けてくれたたくさんの人達のために。


「行くぞ……『八葉蓮華』!!」


それはこの世界に存在しないはずの武器。

本来ならば何も起こりはしないだろう。

だが、それは姿を表した。


1人で戦うための究極の戦闘スキル『両刀』。

その唯一の使い手である『紅き死神』。



ユニークスキル……正式名称、ユニーク・インカーネーション・ソードスキルシステム(UISS)。それはシステムがプレイヤーの心を読み取り、具現化させる茅場晶彦が心血を注いで作り上げた超常システムだ。


速さと強さを求めた者に《二刀流》が、信念を貫き通す強固な意志を持つ者に《神聖剣》が、大切なものを守りたいと思う者に《無限の音階》が、そして並ぶもの無き絶対の力を望み、かつ、それに際限なく貪欲な者に《両刀》が宿る。

事前に設定されたユニークスキルに《無限の音階》や《両刀》は存在しなかった。ユニークスキルのジェネレート。カーディナルが搭載したUISSの真の力だ。

幸運なことに、ALOはSAOのコピーサーバー、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ