暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
フェアリー・ダンス編
世界樹攻略編
総力結集――神に挑む戦士達
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いで、サクヤが扇子を掲げた。


「シルフ隊、エクストラアタック用意!」


奇声をあげて斬りかかってくるガーディアン達をギリギリまで引き付け―――


「ファイアブレス、撃てーーーーーッ!!」


何百何千というガーディアンが紅蓮の焔に焼かれ、消滅する。

だが、無限に湧出するガーディアンの群れはもはや、その塊自体が1個体とでも言うようにうねりながら向かってくる。


「フェンリルストーム、放てッ!!」


緑色の雷がガーディアンの群れに突き刺さり、またもやガーディアンの数が減る。が、


「ここまでとはな……」


今だにゲートすら見えない。

湧出量がもはや秒間数百体もかくやという勢いで湧いてくる。

今のところ、撤退する程ではないが、それも時間の問題だ。



その時、






「ゴアアアアアァァァァァァァッ!!」


ケットシーのドラグーンよりも野太い声と共に巨大な竜がガーディアンをなぎ倒しながら突き進んでいった。


「よっ、と」


3人が唖然として見つめるなか、その背に乗っていたうちの1人が降りてくる。インプの男性プレイヤーだ。


「悪い、セラ。遅くなった」

「いいえ。問題ありません。お兄様」

「「「お兄様!?」」」


唖然としていた3人が今度はすっとんきょうな声をあげる。


「どうも。セラの兄であの真っ黒野郎の友人のレイです。以後お見知りおきを」


恭しく(演技)頭を下げるレイに領主達もリーファも完全に飲まれている。そこに、


「ちょっと、レイ。何楽しそうに談笑してんのよ!!手伝いなさい!!」


上から小さな影が降って来てレイに蹴りを叩き込む。


「いだぁ!?何しやがるヴィレッタ」

「うるさい!あんたが集めた攻略部隊でしょ。あんたが指揮取んなさいよ!」

「へいへい。……んじゃ、行くぞ!!」


言うと背と腰からそれぞれ刀を抜き放ち、急上昇していく。

ヴィレッタはこっちをじーっと、と睨むとフン、と鼻を鳴らして上昇していた。


「ヴィレッタ……だよね?あの子」

「まぁ、お兄様にかかればあのじゃじゃ馬も乗りこなすでしょうね」


手練れのPKプレイヤーとして名を馳せる彼女も仲間にしていたのは知らなかった。

レイ達が参戦したことにより、再び好転した戦況も既に佳境に至りつつあった。







___________________________________







Sideレイ



「キリト!!」


先頭で鬼神のごとき強さで暴れるキリトに追い付き、2本の刀でガーディア
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