スーパーロボット大戦OGs
0079話
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ーから出てきた。
「母様、そちらは?」
オウカのその声でようやくアギラは俺達に気が付いたのか、睨みつけるようにこちらへと視線を向ける。
「なんじゃい、秘密主義のお主等がワシの研究室に何の用じゃ? そもそも誰の許可を得てここにおる?」
「フェフ博士から許可は貰ってるわ」
レモンの声にフン、と鼻で笑いつつもそれ以上文句は言わない。このアースクレイドルの実質的な責任者であるイーグレット・フェフの名前は伊達ではないのだろう。
「貴方は滅多に研究室から出てこないからまだ面識がなかったと思ってね。私の上司のヴィンデル・マウザーと、同僚のアクセル・アルマーよ」
「シャドウミラー隊の指揮を執っている、ヴィンデル・マウザーだ」
「同じく、シャドウミラー隊の実戦部隊を指揮しているアクセル・アルマーだ」
「ふん、お主等を紹介してもらったとて一銭の得にもならんわ。それとも何か? お主等が秘密主義者よろしく隠している技術でも公開する気になったのか?」
その目がギラリと輝いたのが、アギラという人物がどのような人物なのかを如実に表している。
自分の知識欲を満たす為なら何をやってもいい。否、許されると思い込んでいる。
……消すか。
ふと発作的にそんな考えが頭をよぎる。だが、そんな俺を見て何かを感じたのだろう。オウカがアギラの前へと進み出る。
「すみませんが、調整が終わったばかりで少し疲れているのです。母様にまだ何かありますか?」
「……いや。今回はただの顔合わせとして来ただけだ。目的はもう十分果たした」
「そうですか、では私と母様はこの辺で失礼させて貰っても?」
そう言いながらも、オウカの目は油断無く俺の一挙手一投足を警戒している。
ここで仕掛けるのは無理だな。
正確には無理ではないが、その場合はオウカも巻き込んでしまう事になる。オウカを救う為にオウカを殺すなんて事になっては目も当てられない。
「まぁ、いい。ワシも細かい事でグチグチとは言いたくないからの。だが次に来る時には土産の一つも持って来る事じゃな。あのW15なんかは興味深いのう」
メイガスとリンクしているウォーダンに興味を持ったのか? まぁ、Wナンバーズに使われている技術はレモン独自のかなり高度なものだ。やはり科学者としては興味があるのだろう。
「さて、さすがにそうほいほいとこちらの技術を渡す訳にはいかないな。だがまぁ、検討はしておくとしよう。では私達はこの辺で失礼させてもらう」
ヴィンデルの後に続き、レモンと共に研究室を出る。
俺が部屋から出るまで背中へオウカのものと思われる視線が突き刺さっていた。
「どうだった?」
研究室を出て数分経ち、もう話しても大丈夫だと判断したレモンが口を開く。
「そ
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