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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0079話
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払えば制御出来るだろう」
「私としては彼女よりもその部下のクエルボ・セロの方をお勧めするわ。科学者としての能力は多少落ちるかもしれないけど、少なくても倫理観に関して言えばアギラとは比べものにならない程に高い」

 原作でもアラドやゼオラの名前を与えたりしたのはクエルボ・セロだったな。彼の不運はアギラの下に配属された事、それに尽きる。
 取りあえず、ヴィンデルの様子を見るに早期のアギラ暗殺は難しいと考えた方がいいな。俺としてはオウカを殺す事なく無事にアラド達の下へと届けてやりたかったんだが。例えその行為が偽善であるとしても、俺の為にアインストやインスペクター等を倒して貰うのだ。そのくらいの報酬はあってしかるべきだろう。

「取りあえずそのアギラとかいうのに1度会ってみたいんだが、レモンの方から紹介して貰えるか? ヴィンデルにしても人の話だけで判断するよりも自分で実際に会ってみた方がいいだろう?」
「ふむ、それはそうだな。レモン、頼めるか?」
「ちょっと待って。今確認してみるわ」

 近くにある通信装置を取り、どこかへと連絡をする。アギラがわざわざこちらと会うのに時間を使うとも思えないし、そうなるとクエルボかフェフのとちらかだろう。

「……OK、フェフ博士から許可を貰ったわ。これからすぐになら大丈夫だそうよ」
「ふむ、では行くとするか」

 ヴィンデルの言葉に頷き、レモンの先導に従い後をついていく。





「ここよ」

 シャドウミラーに割り当てられた区画から移動する事10分程。かなり大きな部屋の前へと辿り着く。
 レモンの言葉から察するに、ここがアギラに割り当てられた施設らしい。

「失礼するわね」

 その部屋へと躊躇無く入っていくレモンの後に続き、俺達も部屋へと入る。
 部屋の中にはレモンの量産型WやWナンバーズで既に見慣れたシリンダーが所狭しと並べられている。そのうちの1つ、妙に大型なそれの前に緑の髪と長い鼻の老婆、アギラ・セトメの姿があった。
 そしてシリンダーに満ちた液体の中には水着のようなものを着たオウカの姿があり、その顔には妙な装置をつけている。恐らくあれが洗脳や暗示、記憶の書き換えをする為の装置なのだろう。

「さあ、目を覚ますんじゃアウルム1。ワシの可愛い娘。お前の出番が来たぞ」
「……母様……」
「気分はどうかえ? アウルム1」
「……悪くありません」
「そうかい。それは良かったのう、フェフェフェ」
「母様、弟や妹達は……?」
「もう目覚めておる。お前も早う支度をするんじゃ」
「はい……」

 恐らく、あの顔についていた装置が通信機能にもなっているのだろう。シリンダーの中にいる筈のオウカからの声が聞こえて来る。そして中身の液体が排出され、オウカがシリンダ
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