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救出戦
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ったとき、ユキがウィンドウを開き何か操作していた。何故か心配になったゲツガはウィンドウを開き、あれがあるか確認する。

「ゲツガ君のことだから、どうせさっきのアイテムで料理しようとしたんでしょ。安心して捨てといたから」

「「のおおおおおお!!」」

 ゲツガとキリトが膝を突いて叫ぶ。ソレを見たユリエールは我慢しきれないといった風にくっくっと笑いを洩らす。

「お姉さんがはじめて笑った!」

 ユイがうれしそうに叫ぶ。ユイも満面の笑みを浮かべている。ユリエールは、ゲツガたちとあってから、作り笑いしかしていなかった。しかし、ユリエールが本当の笑ったのを見てユイはうれしかったんだろう。ゲツガはユイに近づいて、頭をくしゃくしゃとなでる。

「よかったな、ユイ。お姉さんが笑って」

「うん!」

 ユイがうれしそうに声を出した。そしてゲツガはユイの頭から手を離す。そのあと、アスナが声をあげる。

「さあ、先に進みましょう」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 ダンジョンに入ってからしばらく水中生物型のモンスターだったが、階段を下りるたびゾンビだのゴーストだのといったオバケ系統のモンスターに変わって、アスナとユキが身震いしていたが、アスナやユキにあまり見せないために、ポップした瞬間、近くに出た奴はキリト、遠くの奴をゲツガが屠った。

 あっという間に二時間が経ち、マップもシンカーのいる場所にどんどん近づいてきた。何匹目とも知れぬ黒い骸骨剣士を剣と短槍で屠った先に、光が漏れる通路に目に入った。

「あっ、安全地帯よ!」

 アスナがそう言うと同時に、ゲツガとキリトも索敵スキルで確認する。

「奥にプレイヤーが一人いる。グリーンだ」

「多分、シンカーだと思う」

「シンカー!!」

 ユリエールは我慢できないといった風に安全地帯へと走り始めた。ゲツガたちはその後を追う。しかし、走っているとゲツガは何か嫌なものを感じて、足を止めた。ソレを見たユキが足を止める。

「どうしたの?ゲツガ君?」

「この先に何かいる……」

「シンカーさんじゃないの?」

「違う。人じゃない。この感じは……モンスターだ!」

 その時、ユリエールの話を思い出す。

「ダンジョンの奥で……巨大なモンスター、ボス級の奴を見たと……」

 その瞬間、この嫌なものの正体を推測し、キリトたちに向かって叫ぶ。

「止まれ!!ボスモンスターが来るぞ!!」

 ソレを聞いたキリトたちは足を止める。しかし、ユリエールは足を止めずそのまま進んでいく。

「ユリエーーーーール!!」

「シンカーーー!!」

「来ちゃだめだ!!その通路は……っ!!」

 その瞬間、右側の死角の部分に黄色
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