意外な面子の襲撃者
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れで釣られるほど俺は甘くないぞ……」
そう言うと、バイザーを付けているので詳しくはわからないが、
「じゃあ、大人の階段を……登る?」
「登らねぇ」
「私、おっぱいおっきくなったんだよ。揉む?」
「揉まねぇ」
返事を拒否していると、織斑先生から通信が入ったが無視した。
「仕方ないか……。なら、無理やり揉ませてあげる」
「揉まねぇつってんだろうが!!」
ほかにも色々と突っ込みたいが俺は《斬魂》を展開した。何故なら、荒れるから。
こいつは並大抵の人間相手ではまず勝てない。それこそ、山田先生ですら勝つには専用機を持たせる必要がある。というか、今の織斑先生でも第一世代の暮桜だと性能差で勝てるかわからないのだ。こいつはそれほどの強力であり、楯無ですら勝てないだろう。
敵ISは『アイングラド』は『ディアンルグ』の対となる存在。『白式』や『紅椿』のような特殊性はないが、あるとするなら『アイングラド』は光の守護者、『ディアンルグ』は闇の守護者といった感じだ。
「切り刻んであげるよ!」
抜刀の動作で同じような形をした刀を展開した。……《斬霊》か。
そして懐に入って斬ろうとするのを防ぎ、そこからはまるでゲーム用な戦いが始まる。つっても今はISもスポーツで落ち着いているから特に何も言えないが。
「さっすが兄さん! あんなゴミ共なんてエムに任せて正解だよ!」
「アイツらと違って俺は生身でも身体能力が高いからな。これくらいは造作もない」
かと言っても、ビーム兵器のほとんどをレーザー兵器に変えているのが心許ない。それに主力兵器がすべて実弾兵器だし、近接武器なんてたくさんあるわけじゃない。
「仕方ないかな。あれを使うか………!」
するとアイングラドのウイングスラスターから砲門が見えた。
「さて、どこまで耐えれるか見ものだねぇ!!」
全50門から弾丸が射出される。しかもこの弾丸、福音の『銀の鐘』のような特殊弾だけでなくホーミングレーザー、散弾式など数多く揃えており、これを弾くには運と勘と慣れだろう。おそらくあのメンバーで最初に脱落するのは一夏か篠ノ之辺りだ。
「くっ! この!!」
独立稼働型ブーメランを10枚射出するが、それもすべて落とされてしまった。後は弾くだけである。
「フィナーレだよ―――って、え?」
ん? どうした?
「……そう。ごめんね兄さん。戻らないといけないから、じゃーねー」
そう言ってすぐにその場から離れてどこかに飛んでいった。
『―――シールドエネルギー残量 130』
ハイパーセンサーで確認すると、それだけしかなかった。
「………面倒なことになったな……」
ふと、そう呟く。
確かに面倒なこ
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