暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
意外な面子の襲撃者
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専用機持ち組のレースを開催します!》

 大きなアナウンスが聞こえ、俺たちは自分の位置に着いた状態でスラスターを点火した。

 ―――3……2……1……Go!!

 それなりの出力を出して俺たちはスタートした。最初に出たのはオルコット。それに仕掛けて凰が一位に踊り出るが、その後ろに控えていたボーデヴィッヒが追い抜かした。
 そしてデュノアも先に行き、一夏の前を篠ノ之が出る。だがその二人を簪が纏めて荷電粒子砲《春雷》で撃ち、復帰したオルコットと凰が混ざったとき、

(ビーム系列を全て封印したんだ。それに―――)

 飛行なら―――負ける気はない。
 五人で戦っている間を縫って通過すると、後ろにいつの間にか張り付いていた簪が後ろから俺を抜く。
 そして二週目に入ろうとしたとき、

(!! シヴァ!)

 すぐにシヴァを憑依させ、ボーデヴィッヒ、デュノア、簪を氷で被って飛来する光線を防いだ。

「………ほう。まさか私の攻撃を防ぐとはな」

 突如飛来したサイレント・ゼフィルスはそう呟いた。

「生憎、それくらいは予想できたんでな」
「そうか。やはりアイツの言うとおり貴様は邪魔だな」

 そう言うがライフルを向けてこない。

「………どういうつもりだ?」
「不本意ながら、お前の相手は私じゃないということだ」
「は……? ―――ッ!?」

 こいつは何を言っているんだと思ったが、その疑問はすぐに解消される。
 そこに漂うのは白。一見、白式に見えるが相手は白の翼。
 それは見間違えない。見間違えるはずがない。何故なら俺がディアンルグ同様、2年前に対となる存在であり、唯一セバスが入れない存在。

「久しぶりだね、No.22」
「……これは、荒れるな」

 俺を知っている人物。そして俺が知っているIS。バイザーを付けているからわからないが、登場者も俺がよく知っている人間だろう。
 見ればサイレント・ゼフィルスは既にここを離脱しており、今敵と認識できるのは下のおかしな反応を除けば目の前の白だけ。

「うん、荒れるね。だから―――外に行こうよ」
「ああ、そうだな」

 白いISを追って俺も外に出る。
 敵も俺が市街地で戦うのを嫌っているのを知っているのか、海面に移動した。

「……まさか、お前が生きてるとは思わなかった」
「それはこっちのセリフだよ、兄さん」

 まぁ、お互いがあの惨状を見ていたからそれは意外だった。

「さて、兄さん。単刀直入に聞くけど、亡国企業(ファントム・タスク)に来ない?」
「お断りだ」

 敵の提案に俺は即答で断った。

「む〜。ちょっとは考えてくれてもいいのに……。それにこっちに来てくれたら毎日私と遊べるよ!」
「いや、だからってそ
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