意外な面子の襲撃者
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
専用機持ち組のレースを開催します!》
大きなアナウンスが聞こえ、俺たちは自分の位置に着いた状態でスラスターを点火した。
―――3……2……1……Go!!
それなりの出力を出して俺たちはスタートした。最初に出たのはオルコット。それに仕掛けて凰が一位に踊り出るが、その後ろに控えていたボーデヴィッヒが追い抜かした。
そしてデュノアも先に行き、一夏の前を篠ノ之が出る。だがその二人を簪が纏めて荷電粒子砲《春雷》で撃ち、復帰したオルコットと凰が混ざったとき、
(ビーム系列を全て封印したんだ。それに―――)
飛行なら―――負ける気はない。
五人で戦っている間を縫って通過すると、後ろにいつの間にか張り付いていた簪が後ろから俺を抜く。
そして二週目に入ろうとしたとき、
(!! シヴァ!)
すぐにシヴァを憑依させ、ボーデヴィッヒ、デュノア、簪を氷で被って飛来する光線を防いだ。
「………ほう。まさか私の攻撃を防ぐとはな」
突如飛来したサイレント・ゼフィルスはそう呟いた。
「生憎、それくらいは予想できたんでな」
「そうか。やはりアイツの言うとおり貴様は邪魔だな」
そう言うがライフルを向けてこない。
「………どういうつもりだ?」
「不本意ながら、お前の相手は私じゃないということだ」
「は……? ―――ッ!?」
こいつは何を言っているんだと思ったが、その疑問はすぐに解消される。
そこに漂うのは白。一見、白式に見えるが相手は白の翼。
それは見間違えない。見間違えるはずがない。何故なら俺がディアンルグ同様、2年前に対となる存在であり、唯一セバスが入れない存在。
「久しぶりだね、No.22」
「……これは、荒れるな」
俺を知っている人物。そして俺が知っているIS。バイザーを付けているからわからないが、登場者も俺がよく知っている人間だろう。
見ればサイレント・ゼフィルスは既にここを離脱しており、今敵と認識できるのは下のおかしな反応を除けば目の前の白だけ。
「うん、荒れるね。だから―――外に行こうよ」
「ああ、そうだな」
白いISを追って俺も外に出る。
敵も俺が市街地で戦うのを嫌っているのを知っているのか、海面に移動した。
「……まさか、お前が生きてるとは思わなかった」
「それはこっちのセリフだよ、兄さん」
まぁ、お互いがあの惨状を見ていたからそれは意外だった。
「さて、兄さん。単刀直入に聞くけど、亡国企業に来ない?」
「お断りだ」
敵の提案に俺は即答で断った。
「む〜。ちょっとは考えてくれてもいいのに……。それにこっちに来てくれたら毎日私と遊べるよ!」
「いや、だからってそ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ