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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
人間交差点
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『……先日アメリカ、EU、赤道連合、日本の首脳陣が2週間ほど前に秘密裏に会議を行っていた可能性が高いことが分かりました。この4つの勢力はISを保有する最も大きな勢力であり、これらの秘密裏の会議となればかなり重要度の高いものと思われますが、未だに4つの外交関係者は関与を否定しており事実確認は取れておりません。しかし情報としては非常に信頼の置ける筋からの………』

「う、嘘……」

 私の手からテレビのリモコンが滑り落ちる。その拍子にボタンが押されたのか、テレビの映像が途切れた。
 それを付け直す気力もなく私は自分のベッドの上にポスン、と座り込んでしまう。

 このタイミングでの4勢力の会議なんて……あの福音のことしかない。
 そしてそれに赤道連合が含まれているということは……
 考えうる最悪の展開が頭の中に広がっていく。
 あれって多分まだ機密だったし……完全に情報漏洩の罪が私にかかってくる。ってことは良くて投獄? 下手すれば銃殺なんてのもあり得る。

 このまま帰らないとか……無理だよね。

「あ……れ?」

 頬に何かが伝うのを感じて手で拭う。そこにあったのは小さな雫だ。そのまま私の視界はドンドン塞がれて行く。

「あれ……あれ……?」

 覚悟なんてしてたはずなのに……どうあっても責任を果たすって、守るんだって意気込んでたくせに! なんで……!

 自分が無力になるのが… 


 自分がいらないと言われるのが…


 友達と会えなくなるのが…


 死ぬのが…


 こわい……コワイ………怖い………!

「う……ひっぐ…」

 止めようと思うのに次々に目から涙が溢れてくる。
 私はその場に蹲って誰もいないのに隠すように両手で顔を覆っていました。箒さんがこの場にいないのだけが唯一の救いです。

トントン

 と、こんな誰にも会わせられない顔の時に誰かが尋ねてきました。
 一体誰が……

「おーい、箒、カルラ。いるかー?」 

「い…ちか……さん?」

 こ、このタイミングで一番会いたくない人に……!
 女性関係に疎いくせに人の機微に鋭い人なんて本当に一番会いたくない人なんですけど!

 そこまで思って気付いた。先ほどまで止まらなかった涙が止まってる?
 はあ……これも一夏さんの力なんでしょうかね。まったく……
 私は立ち上がると扉越しに一夏さんに話しかける。

「はい、なんですか?」

「お、いたか。ってどうかしたか? 声が震えてるぞ?」

「気にしないでください」

「そ、そうか?」

「それよりも、箒さんに何か用ですか?」

「あー、うん、いや。そうじゃなくてだな。実は……」

 何故か急に一夏さんの口調が真面目なも
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