暁 〜小説投稿サイト〜
IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
人間交差点
[10/10]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
エリ……」

「やめてー!」

 虚が出そうとした名前に楯無が本気で口を塞ぎにかかる。端から見ればいつもの会長の行動なのだろうが虚と十蔵から見ればこれほど取り乱す楯無を見れるのはこの人の名前が出るときだけだ。
 更識楯無は自由国籍権を持ったロシアの国家代表である。当然IS学園内では唯一の国家代表であり、自由国籍権を持っているとはいえロシアの国家代表には変わりなく、立場上はロシア軍所属になっている。その上司というのが楯無は非常に苦手なのだ。

「とはいえ遅らせると後が怖いですよ」

「分かってるわよ……はあ……」

 虚に促されて楯無は通信機を取り出して相手に秘匿通信で連絡を取る。しばらくいくつかの暗号を通した後に出た相手に対して楯無は緊張した口調で言葉を発した。

「お待たせしました、エリヴィラ・イリイニチナ・ニコラエワ中佐」
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ