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とある星の力を使いし者
第9話
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ッジメント》や警備員(アンチスキル)に追われてなウゼってー、目に遭わされてきたんだ。
 だから、お前みたいに正義面した奴を見るとなぶっ殺したくなってくるんだよ!!!」

その言葉と同時に男は一気に麻生との距離詰めてくるが麻生は頭をかきながら言う。

「お前は何か勘違いしているようだな。
 俺は一度も正義面をした覚えはない、そんなのはあいつだけで充分だ。
 ただ俺はな・・・・」

男はポケットからナイフを取り出しそれを麻生の顔に向かって振りかぶるがそれをかわし左手で握り拳を作る

「俺に喧嘩を売ってくる奴らを叩き潰すだけだ。」

麻生は男の顔の顎を殴り男を打ち上げる。
そのまま後ろに倒れこんだ男は、すぐに立ち上がり麻生との距離をとる。

(なんでだ!?
 俺の能力が効いてねぇのか!?)

男は自分の能力が麻生に通じていない事に焦りの表情を浮かべる。
男の能力は偏光能力(トリックアート))
自身の周囲の光を捻じ曲げ、誤った位置に像を結ばせ周囲の目を誑かす能力。
相手が無能力者や能力者でも一対一戦で広範囲ではなく単体攻撃の能力なら相手なら有利に戦える能力。
麻生は普通に男の顔を殴りに来ていたので偏光能力(トリックアート)の影響を受ける筈なのに男の顔面を捉えてきた。

「お前が思っている疑問に答えてやろう。」

そんな男の心情を見透かすように麻生は答える。

「俺の能力の副産物でな、俺の五感や俺自身に干渉してくる能力は俺が受けていいと思わない限り、全て拒絶するようになっている。
 お前の能力は俺の目を誤認させる能力だろうが俺には通じない、それにもしお前の能力が俺に通用してもお前は俺には勝てない。
 なぜなら・・・・」

麻生は右手の掌を男の方に向ける。

「お前の能力は広範囲で攻撃する能力には何も役に立たないからな。」

すると、男は突然身体が重くなり地面に倒れこんでしまう。
そして、男の周囲の地面が大きくへこんでいく。
麻生は男の周りの重力を変換させて男を圧迫しているのだ。
今までにない重みを身体に受けミシミシ、と男の身体が悲鳴をあげそのまま意識を失った。
麻生は重力を元に戻し散歩を再び再開させようとするが待ってください!!、と佐天が引き止めたので足を止める。

「俺に何か用か?」

「あ、麻生さんは確かレベル0ですよね?」

身体検査(システムスキャン)ではその結果が出たな。」

「で、でもさっき凄い能力を「これはどういう事ですの?」・・あ、白井さん。」

佐天と話をしていると今度は白井もやってきて麻生は早々に立ち去ろうとするが、白井にがっちりと腕を掴まれてしまう。

「何を逃げようとしているのですか?
 貴方には色々聞かなければならない事が
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