第十二章『新たな外界人』
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れに敬語も」
「分かった。真は何処に住んでんだ?里だと見かけないし服装も外界のに似ているし」
真を見たときからの疑問だった。服装は輝たちの知る外界に似ているし、里は依頼で良く行くから全てではないが大体の人の顔は覚えたが真は見かけた覚えが無い。
「俺は幻想郷の人間じゃない。外界から幻想入りさせられた人間らしい」
「らしい?」
「記憶がないんだ・・・・。ここに来る以前の記憶が・・・・」
「え・・・」
まずい事を聞いてしまった。輝は言葉を詰まらせる。
困惑する輝を察したのか真は明るく話した。
「ま、気にしてもしゃーないから今を楽しく過ごしているさ」
「そう・・・・なんだ」
本人が気にしていないと言っているのだからこれ以上気にしたら迷惑だろう。他人が口を出してどうこう出来る問題でもないだろうし。
「んで、俺が倒れて入るのを見つけてくれたのが紅魔館の人なんだ」
「紅魔館!?」
「ん?知ってんのか」
「え、ええ一様・・・・」
「正体が分からない自分を助けてくれた。俺はこの恩を一生忘れない」
気が付いたら見知らぬ土地で記憶が無い。自分だったら絶望に突き落とされていたなと思う。紅魔館の人達は良い人だなと感じた。
「そして今はその紅魔館にご厄介になっている」
「お互いに苦労してんだね。でも真の方が辛いか・・・・」
「お互いにっつうことは輝も苦労してんのか?」
「真ほどでわないよ」
「気になるな〜話してくれ」
「え〜・・・まぁいいけど」
今まで体験したことを真に語る。
訳も分からず幻想入りしたことやいきなり刀を持った女性に斬り殺された話等々を愚痴交じりで語りつくした。
「たっはっはっはっはっはっは!!」
「笑わないでよ。こっちはこっちなりに辛いんだから」
「は〜〜〜〜ははは、いや〜すまんすまん」
腹を抱えて目じりを擦りながら謝罪する。
そんなに面白可笑しく語った訳では無いのだがと悩む。
「さて、そろそろ帰るわ。同じ外界の人間と話せてよかった」
「いつでも遊びに来いよ。基本博麗神社は暇してっから」
「ああ、そうする」
真に飴を数個渡し見送った。
その夜、霊夢たちに昼間のことを話した。予想通りに霊夢は喜んだ、が賽銭箱を確認したらつまらない顔をして「シケてるわね」とぼそっといった。輝は巫女として大丈夫かと本気で心配した。
夕飯を済ませて風と零に部屋に来て貰い真と言う東方キャラクターは入るかと聞いてみたが、そんなキャラは知らんと帰ってきた。
(もしかして物語が変わり始めたか?)
これからの行動に気お付けなければならないと輝は静かに思う。
輝は気付かない
これから起こる幻想郷の異変を
輝は
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