スーパーロボット大戦OGs
0076話
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ルに驚く。こいつもこの世界に転移してきて多少は変わったのかもしれないな。
そんな風に会話を続けながら歩いていると、指紋認証や網膜認証等の強固なプロテクトがかかった扉へと辿り着く。
「この先が私達シャドウミラーが借りている区画だ。あまり詮索されるのも嬉しくないのでな、厳重に行き来を制限している」
指紋や網膜を認証して扉が開くと、向こうには武装した量産型Wの姿が数人見えた。
侵入者対策にここで待機しているんだろう。
「ご苦労」
ヴィンデルの言葉に敬礼をし、道を空ける。俺もその後に続いて通路を進む事数分。大きめの部屋へと辿り着く。
中に十数人の量産型Wがコンピュータへと向かって何やら作業をしている。この部屋の印象を一言で表すなら作戦司令室とでも言えばいいのだろうか。
「アクセル!」
部屋の中を見ていた俺に声を掛けてきたのは、レモンだった。その顔には笑みが刻まれている。
……ただし、目は笑っていないのだが。
拙い、アレはなにか怒っている顔だ。それも怒りを表に出すのではなく、内に溜め込んでいる。
「レモン、久しぶりだな。元気にしてたか?」
ヴィンデルやレモンはともかく、俺に取ってはこちらの世界に転移してきてすでに半年以上が経っているのだ。久しぶりにレモンの顔を見ると、胸の中にじわりと暖かい何かが湧き上がるような気がする。
……それが例え、怒っているレモンだとしても。
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