スーパーロボット大戦OGs
0076話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
DC残党を纏め上げた男だ。与えられた力をただ享受するような真似はせんか」
唐突に部屋へと入ってきたのはヴィンデルだった。俺にとっては半年ぶりになる顔だが、その顔は相変わらず意志の強さを感じさせる。
「何者だ?」
「ヴィンデル・マウザー大佐だ。アースクレイドルの協力者だと言っておこう。そしてバン大佐が連れてきてくれたアクセルの上司でもある。久しいな、アクセル。随分とのんびりしていたようだが、腕は落ちてないだろうな?」
「ふん、それを確かめる為にここに新型機の奪取なんていう仕事をまわしたのか?」
「先方の要望もあってな。だが、アクセルの事だ。ヘマをするなんて思っていなかったよ」
俺とヴィンデルが話をしている間にも、バン大佐とフェフ博士の会話は続いている。
「バン大佐は、異星人の脅威が払拭できぬ現状でアースクレイドルを表に出すのが危険だと言うのだな?」
「そうだ。いずれ我々は彼らと戦う事になるのだからな」
「では我々が連邦軍どころか、異星人と互角に戦える力を手に入れつつあると聞けばどうだ?」
「力だと?」
「そうだ。そこにいるヴィンデル・マウザー大佐率いる部隊が提供してくれた技術だ。それにより、我々はクレイドル内でのPTやAMの量産。そして、それらを超える機動兵器の開発に成功している」
PTやAMを超える機体? ランドグリーズの事か? 個人的には足を止めての撃ち合いをメインとするヴァルキュリア系の機体はいまいち好みじゃないんだが。ランドグリーズよりはブースト・ドライブを搭載したガーリオン・カスタムの方が使えるように感じる。
それに、軍隊として必要なのは兵器の質もそうだが、それを操るパイロットの質も重要だ。いくら高性能な機体でも、乗っているのがヘボパイロットなら意味は無い。あちらの世界でエルアインスに乗っていたハンス中佐が良い例だ。
バン大佐も元は民族解放運動のリーダーだけありその辺は十分に理解しているのだろう。
「だが、それだけでは異星人に勝てまい」
「だからこそ、連邦の体制を武力で変えると言うのだろう? バン大佐」
「そうだ。 L5戦役の勝利など一時しのぎに過ぎん。異星人との闘争は、まだ始まったばかりなのだ。実際、エアロゲイターの前線基地であったホワイトスターはその姿を消し、いつまた攻め込んでくるのか分からない状況だ」
まさかホワイトスターは俺の空間倉庫に収納済みです、と言う訳にもいかないのでその辺は黙って聞き流す。ホワイトスターの回収に関しては俺の能力も含めて迂闊に話せない秘密だ。話せるとしたら、俺の能力の事を知っているレモンくらいだろうか。
本来の歴史を知っているのならホワイトスターが無いのはおかしいと感じるのだろうが、幸いな事に向こうの世界で現れた異星人はエアロゲイターではなく
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ