暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
マジで夜に舞う姫たちと騎士3
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わかった!」

 ラウラは走り出すが、

『―――勝者、織斑千冬』

 そうアナウンスが聞こえ、そこで舞踏会は終わった。





 ■■■





―――祐人side

 そもそもこれは俺への私怨以外にも女尊男碑派を減らすことと一夏と相部屋券があるのだが、私怨自体はただの誤解。そして偽情報を掴まされたそっちのミス。女尊男碑派? そんなもの、勘違いしている奴が悪い。
 そして一夏との相部屋だが、それは―――普通に考えて織斑先生でいいと思った。
 だがそれはみんなの夢。男として近しい人物への妬みもあり、そのチケットを持っているので襲ってくるが、俺から言わせみればいい迷惑だ。
 だから―――この学園でもっとも誰も文句言わない相手―――つまり織斑先生に渡せばいい。
 そのために罠だとわかっていて篠ノ之たちの作戦に乗り、わざと弾いてそこから離脱した。時間を稼ぐために。

『ということで、一夏君の相手は織斑先生に決まりました』

 閉会式。全員のとりもちを解除して並ぶと、不満があるのか俺を睨んでくる。

『ほう。どうやらそんなに不満があるならISで決着でも付けるか? どうだ?』
「そんなことしたら整備科は大泣きでしょうね」

 オルコットは目を逸らした。おそらくフルバーストを直に受けた時のイギリス人たちの泣きようを思い浮かべているのだろう。

『ともかく、これで風宮の実力はわかっただろう。以後はちゃんと見極めてから接するように。それと風宮と更識姉妹の関係だが、あれは凰のいつもの暴走が原因だ』

 織斑先生はそう言ったので全員が凰を責めたとか責めなかったとか。
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