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もし、夜天の主に幼馴染がいたら・・・・(改)
二人きりの家族
第3話 はやての日常
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出して担当の先生のところへ向かった。

わたしの担当をしてくれてる先生は「石田幸恵(いしだゆきえ)先生」言うて、小さい頃からずっとわたしの事診てくれてるんや。
病院での診察以外にも、両親のいないわたしと刹那くんの事を気にしてくれてとっても優しくて、わたしにとって本当のお母さんに思える時もある。
いつだったか刹那くんもわたしと同じことを言っとたなぁ。

「はやてちゃん、いらっしゃい。今日もちゃんと来たわね」

「もちろんです!早うよくなってちゃんと二本の足で歩けるようになりたいですから!」

石田先生に笑顔で出迎えてもらったからわたしも笑顔で答える。
それからいつものように診察を受けるんやけど、診察中って動いちゃいけないから、ちょう暇になってしまうんや。
本を読むこともできへんし、先生も集中してるみたいやから変に声かけられへん・・・・
せやからいつも刹那くんは今日は学校で何してるのかなーって考えるんや。
まぁ家に帰ってからいつも聴いとるんやけど、日中は聞くことなんてできへんから妄想するんや。(笑

それから数時間後、わたしはようやく退屈な診察から開放された。

「はやてちゃん、お疲れ様」

「はい。先生もお疲れ様です」

お互いに(ねぎら)いあってから、今後の診察方法を話し合った。
話し合いも終わったらわたしは先生と別れた。

「それじゃあ先生、また今度お願いします」

「ええ、お大事にね」

それからは受付で会計を済まして、図書館へと足を向けた。

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