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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
マジで夜に舞う姫たちと騎士2
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 何気ない一言に、その場にいた全員は驚く。楯無は国家代表。それを一夏より簡単に片付くと言うのだから当然だ。

(まるで鈴みたいな奴だな………)

 彼女の雰囲気に一夏はそう思ったが、シヴァはそれを感じてくないを投げた。

『今のは忠告よ最初の適合者。今度あんな口だけ女と一緒にしたら殺すわ』

 その瞳は本気だと言いたげだった。

「口だけって………」
『実際そうじゃない。私の方が強いと言ったときは高が雑魚の分際でって思ったわよ。それがあの金髪狙撃手と二人で真耶に負けるし、そもそも黒眼帯相手を相手にしている時は祐人が止めていなければ出場出来ていない状況よ』
「………」

 シヴァの言葉に一夏は押し黙る。それは一夏も知っていたからだ。

『つまり、どっちにしても姉にすら勝てないあなたはここで静観するしかないってわけ。まぁ、あのゴミと同レベルの頭をしているあなたにはお似合いよ』
「いや、俺は束さんと違って天才じゃないぞ」
『………そういうことにしておいてあげるわ。それじゃあね』

 そう言ってドアからシヴァはドアから出る。
 姿が見えなくなったところで千冬が追跡しようとしたが、既にその姿はなかった。





 ■■■





「あーもう! アイツどこに行ったのよ!!」

 鈴音が気絶が回復して祐人を探し始めたのだが一向に見つからなかった。
 あの後、全員が怯んでいる間に祐人はその場から離脱したのだが、全員からすれば憧れの生徒会長を襲った犯罪者。それに制裁を加えるため―――と同時に一夏との同室券を持っている祐人を探していたのだが、誰も見つけられていなかった。

「ここにいたのか」

 凰の後ろから1組の男子二人を除く専用機持ちがそれぞれ武器を調達し直して現れた。

「な、なによ! アタシは―――」
「安心しろ。私たちはお前と同盟を組みに来た。共に一夏と同室になるチケットを風宮から奪うためにな」

 箒の提案に鈴音は即座に拒否する。

「悪いけどお断りよ! アイツはアタシ一人で倒してやるわ!」
「それが難しいから鈴を探していたんだよ?」
「そうですわ。それに鈴さん一人ではまず無理だと思いますわよ。さっきも倒されていましたし」
「あの男を屈服させるには教官を倒せるくらいの陣形を組まなければならん」

 それをシャルロット、セシリア、ラウラが否定し、鈴音は唖然とした。

「さっきのは油断しただけよ!」
「いや、その思考は捨てろ」
「なによ! 相手は男一人よ!」
「そうか。なら貴様は血液が満足にない状態ですら壁を壊せる力―――もしくはそれを行うことができる武器を持っている相手に生身で勝てると言うのだな」

 ラウラの発言に鈴音はまさかという顔をする
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