マジで夜に舞う姫たちと騎士
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っつってんだろうが!! 人の話を聞かないから誤解されるんだろうが!! テメェ含めて一夏に付きまとっている専用機持ち全員に言えることだが、ほかの女といるだけで暴力に走るとか本当に人間性を疑いたくなるね! 特にお前!」
俺の中だとあの中でリードしているのはボーデヴィッヒだと思う。持ち前の世間知らず―――もとい天然さで。
「うるさいわよ! こっちの苦労も知らないで!」
「暴力に走る苦労って……」
いい加減に面倒になったので俺は凰を蹴り飛ばして影に隠れてこっちにライフルを構えているオルコットをこっちに出した。
「ら、乱暴すぎますわよ!」
「知るか!」
本物のライフルを奪ってその場から撤退する。
『さあ! ただいまからフリーエントリー組の参加です! みなさん、黒衣の騎士を屈服させ、ロケットをもらってください!』
それはつまり、全員が―――
「いたわよ! 女の敵!」
「会長を襲うなんて、許さない!」
「更識さんはあなたのことを信じてたのに!!」
「我々が粛清してやる!」
「すまないが、ロケットをもらうぞ!」
先陣を切ったのはボーデヴィッヒ。噂になびかなかった一人だ。というかむしろ開放されると喜んでいた一人でもある。
ボーデヴィッヒはナイフを持って俺に斬りかかる。が、俺は相手をかなりのレベルと認識して相手をするためにすぐに弾いた。
そしてさっき奪ったライフルからマガジンを抜き、ペイント弾を入れたマガジンを差し込んで撃ちまくった。当然、視界を奪うためだ。
「くっ! 小癪な―――」
―――ドスッ
ボーデヴィッヒの首を打ち、気絶させた。
「サイテーね!」
どこかからかそんな声があがると、俺は即座に言った。
「サイテーなのはてめぇらだろ。それともちゃんとナレーションを聞いていたか? テメェらは兵士だろ。俺が本気を出したらお前らはとっくに死んでるっつーの!」
そう叫び、音響増幅爆弾を使用した。
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