知の戦士
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トォッ!」
そして空中で一回転した。
「ストロンガー電キィーーーーーーーック!」
そして蹴りを放った。キーマンジョーはその直撃を受け吹き飛んだ。
二体の怪人はそれで爆死した。ストロンガーはそれを見届けることはせずライダーマンの方へ駆け寄った。
「大丈夫ですかっ!?」
そして右腕を押さえ蹲る彼を気遣った。
「ああ、何とか」
彼の身体は無事であった。だが肝心のアタッチメントが損傷していた。
「これはまずいですね」
「・・・・・・ああ」
それはライダーマン自身が最もよくわかっていることであった。彼の戦力はこのアタッチメントがほぼ全てなのだから。
「とりあえずは修理する必要がある」
彼は化石化した腕を見ながら言った。
「だが数日はかかるな」
「数日、ですか」
ストロンガーはそれを聞いて表情を暗くさせた。その数日が命取りになるかも知れないからだ。
「上手くいったな」
それをモニターから見る者達がいた。
「これでライダーマンは翼をもがれたも同様だ」
それは鬼火司令であった。
「あとはストロンガーを引き離せばいいだけ。本当に楽ね」
妖怪王女もいた。彼等はモニターに映るライダーマン達を見て笑っていた。
「奴等はここへ向かっているのだな」
「ええ」
妖怪王女は答えた。
「ならば問題はない。ここへ来たところを倒すとしよう」
「そうね、まずはストロンガーを引き離さないと」
「何か策はあるか」
「それは任せて」
妖怪王女はそう言うと笑った。
「こうしたことは得意だから」
「そうか、ならば期待しておるぞ」
鬼火司令はそれを聞いて顔を崩した。
「それでは行くとするか」
「ええ。ライダーマンの首を獲りに」
二人は顔を向けて頷き合うとその場をあとにした。そして戦場へ向かった。
結城と城はそのままオーストラリアの奥深くを進んでいた。そしてある岩山を見つけた。
「どう思います?」
城はその岩山を指差して結城に尋ねた。
「そうだな」
結城もその岩山を見た。一見普通の岩山だが何処か妙な雰囲気だ。
「調べてみよう。何かあるかも知れない」
「わかりました」
二人は頷き合うとバイクを降りた。そしてその岩山を登った。
そして表面を調べ回った。やがて戦闘員を発見した。
「やはり」
咄嗟に物陰に隠れる。そしてその戦闘員の動きを見張った。
戦闘員は穴の中へ入って行く。どうやらそこが入口らしい。
「行きましょう」
「ああ」
二人はその穴の中に入った。そこは薄暗い洞窟だった。
「気をつけていこう」
「はい」
二人は前後左右を警戒しつつ進んで行く。城はその時ふと尋ねた。
「右腕の様子はどうですか」
「あまり思わしくはないな」
結城は深刻な声で答え
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