竹林の戦い
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闘員達に指示を出していた。
「魔女参謀、怪しい者は来てはおらんな」
そしてその護衛と見張りにあたる魔女参謀に対して問うた。
「ええ、今の所は」
魔女参謀は答えた。左右は竹林である。あまり見晴らしがいいとは言えない。その為は戦闘員はいつもより多いようだ。
「気をつけてくれよ。今ライダー達に来られては元も子もないからのう」
「残念だがその心配は無用だ」
そこで竹薮から一人の男が姿を現わした。
「貴様は・・・・・・!」
それは風見志郎であった。
「生憎だったな、貴様等の計画は全てお見通しだ」
「クッ、何故ここがわかった」
「愚問だな」
風見はそれに対し口の両端で自信に満ちた笑みをとった。
「貴様等の考えることがわからないと思ったか。貴様等のいるところライダーは必ず現われるのだ」
「クッ、こうなったら・・・・・・」
幽霊博士と魔女参謀はすぐに手を振り下した。戦闘員達が風見の周りを取り囲む。
「フッ、俺だけだと思うか!?」
ここで彼は身構えながら笑った。
「まさか・・・・・・」
魔女参謀はこの言葉を聞き辺りを見回した。
「そうだ、もう一人いるということを忘れるな!」
ここで線路から一台のマシンがやって来た。
その上には彼がいた。神敬介がいた。
「ぬうう、奴も・・・・・・」
幽霊博士は神の姿を見て歯軋りした。
「役者は揃ったな。行くぞっ!」
風見のその言葉が合図となった。二人は同時に変身に入った。
変・・・・・・身
風見は両手を肩の高さで右に垂直に置いた。そしてその両手を右から左斜め上にゆっくりと旋回させる。
それと共に身体が変わっていく。緑の身体に白い手袋、赤いブーツ。胸は銀と赤である。
ブイ・・・・・・スリャアアアーーーーーーーーッ!
右手を拳にし一瞬右脇に入れる。そしてそれをすぐに突き出し逆に左腕を拳にし左脇に入れる。
顔の右半分が赤い仮面に覆われる。すぐに左半分も。
大変身
神はマシンの上で両腕を垂直に上に突き出した。そしてそれをゆっくりと開いていく。
身体が白くなっていく。胸が赤くなり手袋とブーツが黒くなる。
エーーーーーックス!
左手を脇に入れる。右手を左斜め上に突き出す。
銀の仮面が顔の右半分を覆いすぐに左半分も覆う。
二つの光がその場を支配した。そしてその中から二人のライダーが姿を現わした。
「トォッ!」
]ライダーはマシンから跳んだ。X3も跳躍した。
そして同時に着地する。二人は並んで立った。
「さあ来い、バダン!」
二人は身構えた。戦闘員達を前に臆するところはない。
「ヌウウ、変身しおったな、やはり」
幽霊博士はそれを見て悔しさで顔を歪めさせた。
「さあ来い、幽霊博士、魔女参謀!」
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