竹林の戦い
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そしてそこで戦いを開始した。
「さあ、何処から来る!?」
竹林に入ったX3はゴールドゴーストの隙を窺う。そこにロケット弾が飛んで来た。
「ムッ!」
X3は身を捻ってそれをかわした。見れば前の竹の陰からゴールドゴーストが右手から煙を放っていた。
「よくぞかわした」
「生憎今は褒められても嬉しくはないな」
彼は少し皮肉を込めて言った。
「言ってくれるのう、その口は相変わらずか」
ゴールドゴーストは笑いながら言うと再びロケット弾を放ってきた。
「そう二度三度と同じ手をくらうかっ!」
X3はそれを見事な身のこなしでかわした。そして竹に隠れるようにして間合いを詰めていく。
ロケット弾は休むことなく放たれる。しかしX3はそれを何なくかわす。
「どうした、その程度かっ!」
「まだまだ青いのう」
ゴールドゴーストはX3のその言葉を聞いてせせら笑った。
「笑うか、ならばこれでどうだっ!」
間合いを一気に詰めた。そして拳を繰り出した。
「それが甘いというのじゃ」
怪人は左手でそれを受けた。機械の三本指の腕である。
「クッ!」
そしてX3の拳を握り潰そうとする。しかしX3はその左手に右の拳を入れ何とかそれから逃れた。
「ならばっ!」
今度は左の蹴りを入れる。しかしそれも彼の左手に防がれる。
「その程度の動きならばどうということはない」
彼は余裕をもってそう言った。
「この俺の攻撃をこうも見事にかわすとは・・・・・・」
流石にX3も動揺を禁じ得なかった。
「さて、今度はこちらから行くぞ」
彼はそう言うとその左腕を振るってきた。
「危ないっ!」
慌ててその腕をかわす。竹がまるで空気の様に両断されていく。
「何と・・・・・・」
竹が音を立てて倒れていく。X3は後ろに跳びそれをかわした。
「フォフォフォ、まだまだこれからじゃ」
彼は無気味な笑い声を出した。そしてまたその腕を振るった。
]ライダーはマジョリンガと対峙していた。彼等もまた竹林の中にいた。
「さあ来い、マジョリンガ!」
彼はライドルを抜いていた。竹を切り易いようにだろうか。ホイップである。
「言われなくとも殺してあげるわ」
彼女はそう言うと両手をゆっくりと上げた。
「ム!?」
その両手には何かしらの力が宿っていた。そしてそこからその何かを放った。
そして]ライダーの周りにある倒れた竹林が一斉に動きだした。
「何っ、これは!?」
]ライダーは咄嗟に身構えた。そこに竹が一斉に襲い掛かって来た。
「クッ!」
彼はライドルでそれを切った。だが竹は切ったそのすぐ側から再び襲い掛かって来る。
「無駄よ。切れば切る程竹は増えるわ」
「クッ・・・・・・」
その通りであった。そして切られた竹の先が
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