第十四話 伊勢巡りその八
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ボンバーまでいる。
「戦いで」
「最後の決戦だが」
ドギーの声は真面目なものである。
「伊勢ではなく神戸か」
「それは変わらないのね」
「そこにパルジファル王がいるからだな」
スワンに応えながら話す。
「やはりそうなるか」
「そうね。ただこの戦い本当に関西各地を巡って」
スワンはこれまでの戦いのことを振り返っていた。
「もう凄いことになってるわね」
「そうだな。あとは滋賀だけか」
「物凄い色々回ってるわね」
「滋賀だけは行かないことになるな」
ドギーはそれがいささか残念そうであった。しかしここでスワンがまた言った。
「けれど若しかして行くことになるかも知れないわよ」
「まさか、それは」
「そんなこと言って和歌山と伊勢にもってなったじゃない」
「むっ、確かにな」
そう言われるとだった。ドギーも否定できなかった。彼等は今回は何が起こるかわからない中で関西中を動き回って今に至るからだ。
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