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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
故郷の味が恋しくて
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はぁ……………
元故郷のはずなのに……………
私はこの国の人々に『ガイジン』と呼ばれ指を指されている………
なんかすげームカつく!
「変な国ね…『ガイジン』って何よ!?」
「ガイジンとは、異国の人という意味だよ」
私以上にプンプンなアルル様に、お父様が優しく接している…
でもアルル様の不機嫌は、お兄様とイチャイチャするのをお父様に邪魔されたからだと思うのよ。
「不愉快な人々ね………さっさと情報を集めオーブを手に入れて、こんな国からは出ましょうよ!」
う〜ん…ヒスってる女は厄介ねぇ…
『ガイジン』と指を指されながらも、この国の情報を集めるアルル様達…
もどかしくて教えてやりたいわ!
ヒミコぶっ殺せばいいのよ!って…
「事態は深刻だな…」
ある程度情報を集めた所で、お父様が深刻そうに呟く…
「そうですね…皆、生きる気力を失い掛けてます…」
アルル様も、先程までの怒りを忘れ、悲しそうに同意した。
「良い女が全然いねーじゃん!全部生贄にしちゃうから、ババーとガキしか残ってない!つまんねーよ、この国!ほら見ろよウルフ…昔は美女でしたって人か、これから美女ですよって人しか居ないよ!…あぁ、お前はロリコンだからお宝満載か!」
「って、ロリコンじゃねーよ!!」
最悪!
深刻な理由はそう言う事!?
ウルフもロリコンじゃないって言い切らないでよね!
私に惚れなさいよ!
「ヤメロ!リュカさんもウルフも、いい加減にシロ!巫山戯てる場合じゃ無いでしょ!この国が滅びてしまうかもしれない一大事なんですよ!」
「ご、ごめんなさい…」
きっとウルフちゃんは被害者なのだから、謝る事は無いと思うけど…思わず謝ってしまう程、凄い迫力のアルル様だ。
「だから僕も事態は深刻だと思ってるよぉ」
お父様は何時も通り、悪びれることなくチャラけてる。
大物って事?
謎ね…
「アナタの深刻さはニュアンスが違ってます!」
先程とは違う事象で苛ついてるアルル様が、尚もお父様に食って掛かる。
無駄な事なのだから、止せばいいのに…
「…あ!美女の匂いがする!!」
突然お父様が突飛な事を言い出した!
お願いだから、これ以上アルル様を苛つかせるのは止めてもらいたい!
「はぁ…何言ってるんですか…さっき父さんが言ったんですよ、美女が居ないって…」
「こっちだ!」
通知票に『人の話は聞きましょう!』って書かれただろうお父様は、お兄様の話を全く聞かず、美女の匂いがする(お父様談)方へと走り出してしまった!
渋々…本当に渋々お父様の後について行く私達…
「何だ、アンタ等!?」
少し走ると、小さな小屋の前に到着した。
その前には門番 (?)が1人…
何だ此処?
「この中に居る」
「此処は漬け物を保存している地下保
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