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俺屍からネギま
関西呪術協会
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「木乃実様、蔵之介殿、そして皆々方、先日は多く御祝いを承りこの哲心この通り礼を言わせて頂きたい…誠に有り難うございます。
本日は、我が妻・はる,そして息子・陣が皆様にお目通りさせたく控えさせて居ります。木乃実様、宜しいでしょうか?」


木乃実が頷くのを見て、哲心は早速大広間に入らせた。

はるは陣を抱いたまま大広間に入り、か細くもしっかりとした声で挨拶をした。
「本日は急な用向きにも関わらずお目通りが叶い執着至極に存じ上げまする。此方にいるは先日産まれました我らが子・陣と申します。木乃実様を始め、諸幹部の皆々様方に顔を覚えて頂ければ幸いに思います、どうかよろしくお願いします。尚、先日は木乃実様を始め多くの皆様から過分な贈答品を頂き、この場を借りてお礼を申し上げます…誠に有り難うございました。」
キャっキャっと笑い声を上げる陣を抱きながら…はるは皆に礼の言葉を述べた。

諸幹部者たちははるの言葉を半分も聞いておらず、陣の魔力の高さに皆一様に驚いていた。

「いやはや、流石は御陵と言うか哲心殿の御子と言うか、此れ程の魔力の持ち主は東洋・西洋問わず居ないでしょうなぁ〜!そうは思いませんか、木乃実様。」

「そうやね〜〜、大したもんや。」

驚いて声も出なそうな幹部達を見兼ねた蔵之介がやや大きな声で、それでいて大らかな声で周りの空気が緩んでいった。木乃実も蔵之介が周囲を気遣いその様な声を挙げた事が解り、木乃実も陽気な声で返事をした。
其れが分かっているのであろう哲心・はるの二人は黙って頭を下げた。

「しかし陣くんの魔力は凄すぎるわ。此れ程の魔力は良くも悪くも注目され易い、利用しようとする者も居るやろう。うちはな皆、この子を守ったろう思うねん…この子が一人前になる迄、この子の歩む道を遮るかも知れへん全ての不条理から……関東から…MMから…ウチだけでは無理かも知れへん……せやから皆、ウチにこの子守る力…貸してくれ!この通りや!!」

木乃実の発言を聞いて皆一様に静まりかえっていたが…やはりこの男、蔵之介の発言が契機となる。

「木乃実様、頭を上げて下され。この近衛蔵之介、今も昔も関西の為に生きてきました。この子はいずれ関西の…いや、日本の宝となれる男に成るでしょう。我ら一同、未来の為に…この子を守る事に何ら不満は有りません。…そうであろう御一同!!」


「「「「「おう!!」」」」」

「任してください!」
「守って見せます!」
「ぬらりひょん何ぞに遅れはとるまいて!」
「MMなんぞ、屁の河童やで!」

木乃実が頭を下げたのは、赤ん坊の事だけでは無い…未来のために頭を下げたと皆が分かったのだ。ならば自分達は未来の為に命を張る事こそ、我らの使命と多くの者が感じたのだ。

皆が皆、この赤ん坊が
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