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俺屍からネギま
関西呪術協会
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…。哲心はんが居ればぬらりひょんも余計な事はせんやろうが…MMが出しゃばらんとは言えん。用心に越した事はあらへんしな。」


「そうですな……。そうだ折角来て頂いたのですし、息子を抱いてください。おーーい陣を連れて来て来れ!」
哲心は少し空気がシンミリしていたのを気にしてか、空気を変えようと息子を連れて来させた。

少しして襖が開くと息子の陣と妻・はるが入って来た。

「木乃実様、本日はわざわざの御来訪と祝いの品まで頂き恐悦至極に御座います。そして此方が昨日産まれた我が息子・陣で御座います。」
礼儀正しく挨拶するはるを見て哲心も木乃実も驚いた。

「は、はるよ、何もお主が来んでも良いものぉ」

「そうですよぉ、はるさんお加減は宜しいのですか?」

「ええ一日休めば十分ですよ。それよりも息子を抱いてやって下さい。」
はるは気にもとめずに子供を木乃実に抱かせる様にした。

「あぁ〜はるさんありがとう。しかし可愛らしい顔やわ、手足もしっかりしとるし頭もよさそうや。何よりも良い目をしてはるなぁ〜こりゃ大きくなったらいい男になるで〜末が楽しみやなぁ。」

「はっはははーそうでしょうそうでしょう。いずれは御陵をしょって立つ男になるでしょうなぁ〜」

「まだまだ早いですよ、あなた。まずは健康に育ってもらわなければなりませんよ。」


哲心の親バカ振りをみてはると木乃実は笑い声をあげ、同じく微笑んでいる陣を見る。

「ホンマ大した魔力やで…うちよりも多い魔力見んのはしばらく無かったなぁ〜…ぬらりひょん以来か……。」
陣の魔力に驚きつつも、父・近右衛門を思い出す。近右衛門の魔力も相当なもので、呪術師から魔法使いに鞍替えしてから瞬く間に極東最強の魔法使いと言われる迄になった。
魔力の高さだけで無く、知識や技術の高さも凄まじいものであった。また呪術師時代からその策謀の高さは抜きん出ていた、関東魔法協会の長として今も謀略は多く用いられていた。
木乃実は陣の魔力の高さを考えて必ず近右衛門は何かしらの策謀を用いて、関西を、御陵一族を、そして陣本人を貶める事や力を我が物にしようとするはずだと木乃実は思案し、近右衛門の魔の手からこの子を守らなければと木乃実は決意した。


その後、しばし談笑するとはると陣は自室に戻って行った。

「そう言えば哲心はん、今度の集会で正式に嫡子誕生の発表をしてもらうんやけど…その時陣くんにも来てもらいたいんやけど大丈夫やろか?…あの魔力や一度幹部連にお披露目しといた方がええと思うねん。」

「元々発表するつもりでしたが、陣もですか……。わかりました、早かれ遅かれですしそうしましょう。はるも共に参りますが、疲労も有ると思いますので早々に退出させますが…。」

「そうやね、ええと思うよ。
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