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第二十話 解放軍
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んだ」

キリトとシュウの疑問は晴れる事無かった。そしてサーシャの案内で教会に一旦赴くこととなった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

教会軍と一悶着あった後、シュウ達はサーシャに連れられて教会にやって来た。キリトとアスナは気絶したユイを教会のベットに寝かせ、看病しているようだった。
教会ではSAOにインした戦う事の出来ない幼いプレイヤー達の面倒を見ていた。本来ならはSAOは年齢制限があるのだが人気のせいか年齢を偽り、幼い子供達もインしていた。
勿論、そんな子供たちに戦う事なんか出来ないだろう。そんな人達の面倒を見ているのがこの教会だった。

「つっても、こんな大人数の子供がSAOにインしてるとは思っても無かったな。これだけの人数の面倒を見てると大変だろう?サーシャ」

「確かに大変ですけど、嫌ではありませんよ?シュウさん」

今は夕方にもなり、シュウとサーシャは子供達の夕食を見守っていた。子供と言っても人数は30人から50人近く居るようにシュウには見えて取れた。それを一人で養っているとなるとそれなりの苦労がサーシャに付いてくる筈なのだが、彼女はそれを気にしてはいないみたいだった。
シュウは自分のコマンドを開き、500万コル位入った袋を取り出し、サーシャに手渡す。

「サーシャ。これを生計の足しに使ってくれ」

「そんな!シュウさんに悪いですよ!!」

「俺には便利屋をやっていて金が余りすぎているからな、これは教会の寄付金って事で貰っておいてくれないか?」

実際、シュウは有名になると同時にデビルメイクライの依頼の数も増えて行き、報酬も多く得ているのは確かで、現在では1億コル位あっても可笑しくはないだろう。サーシャはシュウの説得に同意したのか、その袋を受け取る。

「ありがとうございます。大切に使わせてもらいます!」

「ああ。子供達の事を頼んだぜ?サーシャ。俺達も出来るだけ早くオールクリアを目指すように頑張るからよ」

シュウとサーシャがそれぞれの意気込みを語っていると昼間に助けた一人の男の子が夕食を食べ終え、シュウの元にやって来た。

「ねえ!シュウさん!俺に剣を教えてよ!!俺、みんなやサーシャ先生を守れる位強くなりたいんだ!!」

その男の子は昼間のシュウの姿に憧れを抱いたのかシュウに剣術を教えてくれないかと頼んできた。それを見たシュウはその男の子に尋ねる。

「んじゃ、一つ尋ねるぜ?お前に斬る覚悟と斬られる覚悟はあるか?」

「えっ?」

「難しかったか、言い直す。お前に傷つける覚悟と傷つけられる覚悟はあるかって事だ。お前が剣を握るって事は当然、相手を斬る・・・傷つける事になる。そして相手はそうはならないように逆にお前を斬りに・・・傷つけにくるだろうな。お前にこの二つの覚悟はあ
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