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第二十話 解放軍
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「な、何だ今のは!?」

「剣はぶつかっていなかった・・・と言う事は奴の剣圧か!?」

そして連中が見た姿は何時もの真紅のコートを纏っているシュウの姿だった。そしてリベリオンの剣先を軍の連中に向けながら、声を張り上げる。

「Hey!これで終わりか?こんなんじゃ遊びたんねぇぞ!?」

シュウの姿を見た軍の一人が思い出したのか、声を張り上げる。

「真紅のコート・・・銀のドクロの大剣!!こいつまさか・・・真紅の狩人のシュウ!!」

「察しが良いな。そいつの言う通り、俺はデビルメイクライのシュウだ。これ以上やるってんなら俺は容赦しねぇ・・・テメェ等に悪魔が泣くほどの力ってモンをその身に教えてやるぜ!!」

シュウの殺気と鋭い眼光に連中は心を恐怖に煽られたのか、悲鳴を上げながら脱兎のようにその場からいなくなった。

「Ha・・・Too easy(楽勝だな)。こんなんじゃ腹の足しにもなんねぇよ」

シュウは一人愚痴を零し、リベリオンを背中に担ぎ直す先程の女性がシュウにお礼を言いに来た。

「助けて下さって、ありがとうございます!!」

「気にしなくて良いぜ。俺は当たり前の事やったまでだ」

「自己紹介がまだでした。私は教会のシスターをやっている『サーシャ』です」

「俺は言わなくても分かると思うが、シュウだ。よろしくな?サーシャ」

シュウとサーシャが話しているとアスナの背後に居た子供達がシュウに近寄ってきたのでこれにも対応した。

「よう。怪我は無かったか?」

「兄ちゃん・・・もしかして、シュウ?」

「そうだ。俺が真紅の狩人のシュウだ」

それを聞いた子供達はまるでヒーローを見ているような目でシュウに近寄る。

「ねぇ!さっきのあれどうやったの!?」
「僕もやってみたいな!!」
「俺に剣を教えてくれよ!!」

などなどまるで濁流のようにシュウに迫る。
シュウは子供たちの扱いは慣れていないのかどう対応しているのか困っているみたいだった。しかし次の瞬間・・・

ガガガ!!!

「ぐっ!?」

まるで嫌な雑音のような物が耳に走り、体の自由が一瞬奪われたような感覚に陥った。
そしてユイがキリトの背中から力が無くなった様に落ちそうになった所をアスナがギリギリの所で受け止めた。

「ママ・・・私、私」

ユイは何かに怯えるようにアスナの腕の中で嗚咽を上げていた。アスナがユイをあやしている内にシュウは一旦子供達から離れ、キリトに近寄った。

「キリト」

「分かってる。さっきのは一体・・・何だったんだ?」

「分かんねぇ。だが、さっきの感覚は俺達三人にしかなかったみたいだな。教会の人達は何ともなかったみたいだ」

「ユイ・・・お前は一体、何者な
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