第一部「数奇なる騎士」
第03話「Reaps」
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
も何もなかったから、部下と一緒に全滅させてやった。」
カイは言う。
「して、そちらは?」
カイが聞き返した。
「こちらは最初から基地の破壊を目的とした部隊でした。詳しくは後で報告で報告書を提出しますのでそちらをご覧ください。」
「了解した。ともかく、半舷休息に入る。ゆっくり休んでくれ。」
「ありがとうございます。」
通信を切り、アダムは格納庫へ降りた。
***
「…」
深夜、ライトは自室でコーヒーを飲みながら、ルームメイトのタカヤを待っていた。
そこへ、
「おいライトォ!!ビッグニュース!朗報だ!」
騒々しくタカヤが入ってきた。
「…タカヤ、寝ている人もいるのだからもう少し静かに…「誰も寝ちゃあいねえよ!寝てるのはバカか民間人だ!」
「…何があった?」
ライトが無表情のまま聞いた。
「ハガネがDC本部を落としたとよ!!」
「…やってくれたか…」
ライトはイスに座り直して言った。
「な…、それだけかよ?」
「ワンオフ機の精鋭部隊だ、やってくれるとは思っていたさ。」
「せっかく飛んできたってのに…ん?」
タカヤのDコンに着信が入る。
「っと、ミナミだ。はいはい、俺。」
「…」
ライトは気にせずコーヒーを飲む。
「なにぃ!?マジか!?ああ、ああ分かった!サンキュ!」
タカヤが電話を切った。
「…なんだったんだ?」
ライトが尋ねた。
「またもビッグニュースだ。…ヒリュウ改もコロニー統合軍やったってよ!!」
「…」
ライトは黙り込んだ。
「なんだよ、嬉しくねぇのかよ?」
(…これで当面の脅威は去ったか…いや、問題はある。…DCの残党がどう動くか…そしてあのバグス…、あるどころか山積みか…)
ライトは考え込んでいた。
***
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ