第一部「数奇なる騎士」
第03話「Reaps」
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なんだこいつ等は!?なんでこんな奴等に!?ぐわああっ!」
「知りたいのなら教えてやる。」
ガーリオンの頭部を、フォトンライフルで撃ち抜きながらライトが言う。
それを見てタカヤは機体を飛び上がらせ、コールドメタルナイフを振り上げた。
「アマテラス小隊だ!!」
ナイフを振り下ろしてコックピットを突き刺し、機能を停止させた。
***
ミナミとナナのゲシュペンストは、アダムの命令通りに森林を通ってバレリオンを狙っていた。
「ミナちゃん、位置割り出せたよ。」
ナナが、独断で取り付けた広域サーモセンサーの反応を見ながら言う。
「データ送って。・・・あー、以外に近い。よし!ナナちゃん、仕掛けるよ!」
ミナミは機体を動かし、レーダーを見ながらバレリオンの背後まで移動する。
「回り込んだはいいけど・・・」
「どうしたらいいんだろうね。」
しかし、彼女たちに戦術知識はなく、回り込んだまま立ち往生してしまった。
その時、
「こちらアマテラス2、全機撃墜だ。そっちは?」
タカヤからの通信が入った。
「恥ずかしいけど、敵の後ろで立ち往生よ。」
ミナミは自嘲気味に言う。
「敵までの距離は?」
タカヤが問う
「えと・・・大体20km位。」
ナナが答えた。
「だったら・・・ミナミ、ショットガン持ってきたか?」
「へ?うん、あるけど。」
タカヤの問いにミナミが答えた。
「だったら・・・よし、ナナがスプリットミサイルで陽動かけて、ミナミが突っ込んでショットガン乱射、そのあとナナが残った敵機を撃墜。これでいこう!」
タカヤが言う。
「あんた…ライトの安請け合い?」
ミナミが怪訝な顔をする。
「いや、俺は何も言っていない。タカヤの考案だ。」
会話を聞いていたようで、ライトが口を挟む。
「へ、へぇ…。ま、あんたにしちゃ上出来じゃない。分かったわ、やってみる。」
ミナミが笑顔になって言った。
「お、おう…。」
タカヤは少し困惑したようだった。
「ナナちゃん、聞いてのとおりよ!行くわよ!」
「了解っ!」
ナナはそういいながらスプリットミサイルを発射させ、バレリオン隊を襲った。が、そのミサイルはバレリオンの手前で落ち、天然の煙幕を発生させる。
「そらそらそらそらぁ!!」
そこへミナミが突っ込み、ショットガンを乱射した。
この攻撃によってバレリオン二機が行動不能となる。
しかし、
「おのれ連邦め!」
一機はまだ生きており、その銃口をミナミのゲシュペンストに向ける。
「やばっ…!」
「させない!!」
ナナは、今度はマシンガンを撃ちながら突撃し、バレリオンを牽制する。
「なにっ…!?」
「ナナちゃんナイス!行くよ!パターンW.N2
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