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第十九話 二人の娘!?
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「シュウ!誤解だ!!これにはちゃんとした訳があるんだ!!」
キリトがシュウの解釈に突っ込みを入れながら少女・・・【ユイ】の説明を始めた。
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「なるほどな。フィールドに倒れていた所を二人が助けて、目が覚めても自分の名前以外の事は覚えていないと。そして寂しいのかキリトをパパ、アスナをママと呼ぶようになったって訳か」
シュウはアスナが淹れてくれた紅茶を口にしながらキリトが説明してくれた事を復唱する。
しかしシュウには疑問な点があった。それはキリトとアスナも気付いていた事なのだが、カーソルが表示していない事だった。
本来ならプレイヤーやNPCにはカーソルが表示されるのだが、ユイにはそれが表示されていなかった。イベントクエストならまだ話は分かるが、そんな情報は一切聞いていなかった。
「んで、これからどうしようとした時に俺が来たって訳か。なら第一層の『はじまりの町』に行ってみたらどうだ。あそこにはプレイヤー情報が・・・ユイの事が何か分かるかもしれないぜ?」
「はじまりの町か・・・確かにあそこなら何か分かるかもしれないな?アスナ」
「うん。ユイちゃんを早く両親の元に返して上げたいからね」
キリトとアスナが話し合っているその間にシュウはカップをテーブルに置くとユイの元に近寄り、目線を合わせるようにしゃがむ。
「自己紹介がまだだったな。俺はシュウ。君のママ・・・アスナの兄さんだ。よろしくな?ユイ」
「シュ・・・シュー?ママの・・・お兄さん?」
「そうだ。俺の名前が難しいなら好きに呼んで良いぞ?」シュウはユイの頭を優しく撫でながら、笑顔で接する。すると・・・
「う〜ん・・・おじさん?」
ユイの『おじさん』と言う言葉を聞いて、シュウは勢い良く滑り、後頭部を地面にぶつけると大の字に倒れ付す。それを聞いていたキリトとアスナは笑いを堪えていた。しかし耐え切れなくなったのか笑い声を張り上げる。そしてユイ一人がどう言う事なのか分からずに首を傾げていた。
「シュウが、おじさん・・・くっあははは!!!」
「ダ、ダメだよ・・・キリト君。お兄ちゃんに失礼・・・プッククク!!!」
「笑い過ぎだ!お前ら!!俺はまだそんな歳じゃねぇぞ!!!」
シュウは今現在では二十歳であるため、どう見てもおじさんと呼ばれるのは少し早すぎるのか心が痛むみたいだった。シュウは飛び起き、キリトとアスナ握り拳を作りながら二人に言い聞かせる。そしてユイに再び、目線を合わせる。
「ユイ・・・だったな。俺の事をそう呼びたいのか?」
「うん。ダメ?」
「・・・分かった。それで良いぜ」
シュウも幼いユイに無理強いを強いる訳にも行かないのか、それを了承した。それを聞いたユイはシュウ
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