摩天楼の悪魔
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ます」
結城も一口食べつつ言った。
「まあボリュームがあるからいいか。しかしアメリカ人ってのはよく食うよな」
彼は店の中で食べるニューヨーカー達を見ながら言った。
「まあ身体の大きさも違いますしね。それに日本人は結構少食らしいですよ」
「ああ、それは聞いたことがある。わしはそうでもないがな」
立花は笑って答えた。
「おやっさんは少し食べ過ぎじゃないんですか」
彼は苦笑して言った。
「何言ってる、悪い奴等と戦う為には体力が必要だろうが」
立花はそう言って反論した。
「ですね。それじゃあ行きますか」
結城はハンバーガーの最後の一片を口に入れ終え言った。
「おい、わしはまだ食べてるぞ」
立花はデザートのアップルパイを頬張りながら言った。
店を出た二人は街を歩いていた。高いビルが連なっている。
「連中はここで何をするだろうな」
立花はビルを見上げながら言った。
「そうですね、まあタリバンの二番煎じはないでしょうが」
結城は先程見た貿易センタービルの跡地を思い出しながら言った。
「だろうな。しかしもっととんでもないことを考えてそうだな」
立花は口をへの字に曲げて言った。
「このニューヨークはビルも人も多いですからね。テロをやるには最適ですよ」
「おいおい、あまり物騒なことは言うなよ」
見れば警官達もパトロールしている。
「疑われたら厄介だからな」
「大丈夫ですよ、FBIやインターポールには話がいってますから」
結城は微笑んで答えた。
「といってもしょっぴかれればそれだけ時間食うだろ。その間が命取りになるぞ」
「心配性だなあ、おやっさんは」
「生憎伊達に歳をとってるわけじゃないんでな」
その時遠くから何か騒ぎが聞こえてきた。
「何だあれは」
「何かのパフォーマンス・・・・・・とかじゃないですね」
結城はその騒ぎ声が歓声ではなく絶叫であることを聞いて言った。
「行ってみよう」
「はい」
二人はすぐに現場に向かった。
現場では爆発事故が起こっていた。
「マンホールが爆発したようだな」
立花は事故現場を見て言った。
「はい。そうみたいですね」
結城も現場を見て言った。
「おい丈二、これはかなり匂うぞ」
立花は結城に顔を近付けて言った。
「はい。怪しいですね」
ここで一文字や城ならば冗談の一つでも言うところだろうが結城は違った。素直に頷いた。
「行くぞ」
立花は顔を引き締めて言った。
「はい」
結城はそれに頷いた。二人は姿を消した。
二人は別のマンホールをこじ開けて中に入った。そして下水道を進む。
ニューヨークの下水道は複雑に入り組んでいる。それはまるでラビリンスのようであった。
入り組んでいるだけではない。危険も多い
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