第十三話 何故かこの地にその四
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役のロンがいつもの微笑みと共に仲間達に話してきた。
「むしろおどおどしている方が怪しまれます。何を聞かれてもここはです。あくまで撮影やそうしたことを言っていればそれでいいのです」
「そうだな。それで強引に押し通せる」
ダゴンもその言葉に頷く。
「それではだ。そうするか」
「はい、ではそういうことで」
ダゴンに対して恭しく一礼すらするロンだった。そのうえでまた述べた。
「さて、これからですが」
「どうするの?それで」
「すぐに神戸に行くのかな」
メデューサとトードがすぐにロンに問うてきた。
「それともここで何かするのかい?」
「するとしたら何を」
「今はここでゆっくりと楽しみましょう」
その慇懃な笑みを浮かべてから隣に見える海亀達を見てだ。そうして言ったのだった。彼もまた水族館の動物達を見ることを楽しんでいた。
「楽しい場所ではありませんか」
「それでいいのか」
マンバルバはそれを聞いても首を傾げさせた。
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