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世界の礎
第二十八話 倫理その三

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「真面目に働く」
「倫理を守り」
「そうした意味だ、これはだ」
「決して悪くはないですね」
「だがそうした愚物は違う」
「その真面目すらですね」
「簡単に騙されてだ」 
 そうしてというのだ。
「そうですらなくなりな」
「利用される」
「そして世に害を為す」
「そうした輩共ですね」
「だからだ」
 そうであるからだというのだ。
「決してだ」
「多くある様にはしない」
「どうしても出るが」
 人は様々だ高潔な賢者も存在すればどうにもならないまでの愚物も存在それも同じ地域に存在するものだ。
「最低限にだ」
「いても世に悪影響を与えない」
「その程度にする為にな」
「教育はですね」
「定着させる」
 この世界にというのだ。
「そうする」
「左様ですね」
「人は白紙ならだ」
 それならというのだ。
「倫理もだ」
「教えることですね」
「そうするのだ、家庭も重要だが」
「学校でもですね」
「そうする様にしていく」
「そしてそれがですね」
「世界の礎になる」
 そのうちの一つにというのだ。
「必ずな」
「世界を襲うという危機にも」
「それが何かはわからない」
 義青にしてもだ。
「これがな」
「そうなのですか」
「神霊の方々はご存知の筈だが」
「人が為すことですね」
「どうもな」
 やがてこの世界を襲う危機についてもというのだ。
「人が知りだ」
「人が対してですね」
「人が解決するな」
 そうしたというのだ。
「問題である様だ」
「だからですね」
「神霊の方々は少なくとも今はな」
「何もされない」
「その様だ」
「そうなのですね」
「一切だ」
「神託もですか」
「そのことについてはな」 
 やがてこの世界を襲う危機についてはというのだ。
「一切だ」
「神託がなく」
「私も知らない、無論神霊の塔を踏破したが」
 それでもというのだ。
「全くだ」
「そのことについてはですね」
「知らずな」
 そうであってというのだ。
「それでだ」
「どうにもならないですね」
「私もな、しかしだ」
「後の者達がですね」
「必ずだ」
 それこそというのだ。
「解決する」
「そうなりますね」
「人ではどうにもならないなら」
 そうした危機ならというのだ。
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