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争わせたうえで
第二章
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「それで、です」
「家族も巻き添えにする」
「家族も迷惑がかかると怒る」
「そして怒りをいじめっ子に向ける」
「そうしていじめっ子は余計に苦しくなりますね」
「そうなりますので」
 だからだというのだ。
「いつも通りです」
「そうしていきますね」
「家族も攻撃しますね」
「そうしていきますね」
「そうします」
 こう話して今度はそれぞれの家族の住所氏名勤務先や学校までを特定班として某巨大掲示板や彼等が海外サーバーに設けたいじめ糾弾サイトに載せた、するとだった。
「それぞれの家族が苦境に陥り」
「いじめっ子達を糾弾しはじめましたね」
「連中は家にも逃げ場がなくなりましたね」
「そうなりましたね」
「勿論彼女達の大学の掲示板にも貼っていますし」
 某巨大掲示板のだ。
「学校にも行けなくなりましたし」
「最早詰んでいますね」
「人生終了ですね」
「そうなりましたね」
「いえいえ、わかってますよね」
 岩清水は同志達に話した。
「まだまだですよ」
「そうですね、これからです」
「これからさらにですね」
「攻撃しますね」
「その手を緩めないですね」
「そうします、ではこの事件のスレッドやサイトにです」
 ネット上のそうした場所にというのだ。
「AI画像を貼りましょう」
「そうしましょう」
「お互いの家の玄関にいじめを糾弾する貼り紙を貼るそれを」
「それを造ってです」
「貼ってやりましょう」
 岩清水はにたあ、と笑って言った。そうしてだった。 
 そうしたAI画像を造って貼った、すると。
「あいつか!」
「あいつだったのね!」
「最近また色々あると思ったら!」
「あいつの仕業だったの!」
「もう許さない!」
「やってやるわよ!」
 それぞれ激怒して武器を持ってだった。
 同時にそれぞれの家を出て向かった、そして鉢合わせした途端に。
「やってやる!」
「絶対に許さないわよ!」
 そのまま大喧嘩になった、日中にまさに殺し合いの様な喧嘩をしたのですぐに通報されて二人共逮捕されたが。
「放しなさいよ!」
「邪魔しないでよ!」
 二人は警官達に取り押さえられながらもいがみ合っていた、このことでだった。
 二人はそれぞれの大学を退学になり一家は地元にいられなくなり人知れず引っ越した、勿論岩清水はそれぞれの引っ越し先も晒した。
 そしてそれぞれの家が引っ越し先でも攻撃を受けたことに耐えられなくなり無理心中に至ったと確認してだ、同志達に言った。
「この件は終わりです」
「はい、どっちも家族も全滅です」
「無理心中をしました」
「全員死にましたね」
「そうなりましたね」
「仕留めましたので」 
 ターゲット達をというのだ。
「終わりました」
「いい結果でしたね」

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